協議会の内容については、神戸大学学術成果リポジトリKernel掲載の報告書をご覧ください。
歴史文化をめぐる地域連携協議会とは?
地域センターでは、毎年の年度末、主に県内自治体の文化財担当者、博物館等の学芸員、市民・NGO団体、そして大学関係者等を招き、歴史遺産をめぐる地域連携協議会(カンファレンス)を開いています。これは県内各地や各分野での取組や活動の情報交換をはかり、歴史遺産の保存・活用のためのネットワーク作りを進めるために開いています。
これまで県内の自治体関係者が一堂に会するような協議会は、しばしば開かれていたと聞きます。しかしそれだけでなく、市民団体の代表者と大学関係者も同じ席につき、ともに議論する機会はなかったと思われます。この点でこの協議会は、官学民の関係者がお互いの考え方や事業内容を知り、その後、具体的な相互協力関係を構築していく上で貴重な場にもなっています。
これまでの協議会
第3回 市町合併と地域遺産の保存・活用を考える ―公文書・文化財・地域史料―
第4回 地域歴史遺産と市民とを結ぶ新しいインターフェースの構築
第5回 地域の歴史文化を担う人材の育成と大学の役割 ―ふたたび大学・住民・自治体との連携を考える―
第6回 地域遺産の保全・活用のために何が必要なのか ―地域連携事業から見えてきたもの―
第7回 自治体合併後の地域遺産の保全・活用をめぐる現状と課題
第11回 地域史を調べること学ぶこと―目的と支援を問い直す―
第16回 住民主体の〈地域史づくり〉―平成大合併後の状況の中で―
第17回 地域歴史遺産の〈活用〉を問い直す―地域資料館の可能性―
第18回 地域歴史遺産を未来につなぐために―阪神・淡路大震災と、地域の取り組みから考える―
第19回 古文書を読む、楽しむ、活かす―コロナ禍の中で考える―
第20回 地域歴史遺産をめぐる「つながり」―大学・住民・自治体連携の20年―
第21回 自治体史編さんの現在 ―参加と活用の新しい取り組み―