歴史文化をめぐる地域連携協議会

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第9回 地域歴史文化を担う人材像を考える

プログラム 協議会の記録

※本協議会は、平成22年度 大学院教育改革支援プログラム・フォーラム企画としても開催されます

 神戸大学大学院人文学研究科地域連携センターでは、市民や行政と連携し、歴史文化を活かした地域づくりの支援などに取り組んできました。そうした活動の過程で明らかになってきたのは、地域における歴史文化の担い手の重要性です。
 近年、地域のコミュニティの解体が進行する中で、地域歴史遺産は、地域の人々の結びつきを形作っていく中核となりうるものです。しかしきわめて多様なものを含む地域歴史遺産を保全し、次世代に継承していくためには、研究者や自治体の取り組みだけではなく、歴史文化に対する市民の幅広い関心の存在が不可欠です。同時に、歴史文化を活かした地域づくりが大きな成果をあげているところでは、地域歴史遺産の保全・活用に主体的に取り組む市民や、それを支援する自治体職員の努力があり、それが原動力となっています。
 こうした認識にもとづき、地域連携センターでは、単なる知識の提供にとどまらない、継続的な連携事業の推進や、市民の主体的な活動をうながす環境の整備などを意識して、活動を進めてきました。
 現在、急激な人口の流出入や高齢化により、これまで歴史文化を伝えてきた地域コミュニティの解体が進行し、また財政難によって多くの自治体で文化財行政が困難に直面しています。歴史文化に対する市民の関心をさらに広く掘り起こし、また積極的な地域歴史文化の担い手を生み出していくような環境の整備・構築の必要性はより高まっているといえます。
 地域連携センターでは、前記のような取り組みをさらに強化することを目標に、今年度から3年間、文部科学省より特別研究「地域歴史遺産保全活用教育研究を基軸とした地域歴史文化育成支援拠点の整備」の採択を受けて事業を展開していくことになりました。その一環として、地域歴史文化連携コンソーシアムを結成して課題を議論し、また地域の歴史文化により積極的な関心を持つ市民が学べる場を提供することを目指して、「まちづくり地域歴史遺産活用講座」の試行プログラムを実施するなどの取り組みも進めています。
 こうした取り組みの中で交わされた議論を踏まえ、さらに深めていくために、今年度の協議会では「地域歴史文化を担う人材像を考える」というテーマを掲げました。平成18年度の第5回地域連携協議会「地域の歴史文化を担う人材の育成と大学の役割」では、将来、地域歴史文化の担い手となる学生・院生の教育について議論しましたが、今年度は、地域歴史文化を担う人材像や、そうした人材を生み出すための環境の整備といった課題について、さらに包括的な検討をおこなっていきたいと思います。これを通じて、歴史文化の保全・活用をめぐる市民・行政・大学間の連携関係を深めていきたいと存じます。
 本年度も協議会の間に時間をとり、各団体の方々が交流できるよう成果物や書籍の展示・交流コーナーを設けます。多くの方々のご参加をお待ちします。

プログラム

11:00 主催者挨拶(中村千春・神戸大学理事、釜谷武志・人文学研究科長)
11:10 趣旨説明(奥村 弘・神戸大学地域連携推進室室長)
 報告(1) 11:20〜12:00
  ・村井良介氏(神戸大学大学院人文学研究科)
   「地域歴史文化を担い手と地域歴史遺産」
 報告(2) 12:00〜12:40
  ・坂井秀弥氏(奈良大学文学部)
   「住民の地域づくりを支える文化財行政の展開」(仮題)
 昼食・交流会 12:40〜13:40
 コメント 13:40〜15:00
  ・渡辺伸行氏(神戸市教育委員会)
  ・藤木透氏(佐用町教育委員会)
  ・石川道子氏(神戸大学人文学研究科地域連携センター)
  ・河野未央氏(神戸大学人文学研究科地域連携センター)
  ・前田結城氏(神戸大学大学院人文学研究科大学院生)
 交流会 15:00〜15:30
   パネル展示・研究成果の発表など
 総合討論 15:30〜17:00
 懇親会 17:30〜19:00

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協議会の記録

この協議会の内容については、神戸大学学術成果リポジトリKernel掲載の報告書をご覧ください。
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/81002925.pdf

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