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文学 英米文学専修

テクストとコンテクストの交錯の彼方に文学の新鮮な香りを求める英米文学専修。

英米文学とは

使い込まれた Oxford English Dictionary

文学は、言葉を糧として生きています。従って、英米文学の深い理解のためには、文学テクスト(言葉)としての英語のみならず、言葉そのものへの深い愛情と関心が必要不可欠となります。また、文学は、社会的存在でもあります。従って、英米文学の深い理解のためには、文学fをとりまく歴史的・社会的・文化的コンテクスト(文脈)への深い関心が必要不可欠となります。テクスト(言葉)とコンテクスト(文脈)の交錯の彼方に、文学の新鮮な香りを求めることから、英米文学研究は一歩を踏み出します。
その一歩を踏み出すにあたって、何よりも大切なのは、やはり、文学テクストとしての英語を味読する力を養うことです。文学テクストの読解に必要な語学力は、文学テクストとの格闘を通じて磨かれていきます。その格闘の貴重な場が演習です。そして、その格闘の豊かな結実が卒業論文となるのです。

授業では

講義は幅広いテーマについて行われ、教壇からの一方通行となることはむしろ少なく、つねに参加者の関心と反応とを見ながら進められます。一方、演習は英米文学を深く読む力を養うのが目的です。英米文学を読むうえで必要な、適切な辞書の用い方についても指導します。さらに、英米文学史に登場する文学者たちについてもある程度の知識をもったうえで読むことが奨励されます。こうして鍛えられた読解力があれば、あとは自分の力でどんどん読み進めることができます。あるレヴェルを超える読解力を身につけたとき、目の前に開ける未知の世界の広大さを実感することになりますが、そのような経験をする人がひとりでも多く出てほしいと願っています。

教員の紹介

教員名 専門分野
教 授 菱川 英一 近代米文学。主にアメリカ、アイルランドの詩を研究しています。
(※2019年3月退任予定)
教 授 山本 秀行 現代米文学。主にアメリカ演劇、小説を研究しています。
准教授 芦津 かおり イギリス演劇。特にシェイクスピアを中心に研究しています。
准教授 奥村 沙矢香 英文学。主に20世紀のイギリス小説を研究しています。
特任講師 ANTON ALINA ELENA アメリカとカナダ文学。主に北米のアジア系アメリカ文学(小説)を研究しています。

最近の卒業論文から

  • “A Study of F. Scott Fitzgerald”
  • “Woman and Marriage in Pride and Prejudice
  • 「Ernest Hemingway研究」
  • 「ワーズワースに見る自然と人間の関係」
  • 「シェイクスピア『マクベス』について」

卒業後は

本学あるいは他大学の大学院(修士課程、博士課程)へと進学し、さらに研究を進める人がある一方で、就職して本学での経験を活かし、さまざまな職種に つく人も多くあります。高校や中学の教師になる人もあれば、英語力を武器に国際的な仕事につく人まで幅広い進路があります。

教員からのメッセージ

私は二十歳の夏に出会ったヴァージニア・ウルフの『波』に「乗り」、ここまで漂ってきました。一冊の本に魂を揺さぶられる思いをするとき、異国の言葉の高波は必ずしも脅威とはなりません。むしろ波に魅せられたサーファーになったような心地さえするものです。シェイクスピアにヘミングウェイ、ディケンズにT. S. エリオット…知っているようで知らない英語の文学の世界、身近な未知の場所に、あなたも出かけてみませんか。

(奥村沙矢香)

卒業生からのメッセージ

英語という一番馴染み深い外国語を扱いながら、どれだけやっても新しいことの連続、それが英米文学の不思議さです。文学テクストを読み解く中で、単なるコミュニケーションの道具ではない英語本来の豊かさが見えてきます。その一方で、国際化の波の中、英語の実用性を無視できないのも事実であり、まさに現在の世界の動きに対しても敏感でなければならないように思います。言葉を通して「世界」が見たい人はぜひお越しください。

(菅野敬子 2005年3月卒業 2007年3月文学研究科修了 京都府立高校教員)

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