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文学 中国文学専修

悠久の歴史、広大な国土を誇る中国。
中国の豊かな文学に出会ってみませんか。

中国文学とは

文字通り、中国の文学を対象とした学問です。3000年余りに及ぶ歴史とヨーロッパ全体に匹敵する国土、そして12億の人口を擁する中国。この壮大なスケールを誇る中国の文化に取り組むためには、まずは中国語を読む訓練が必要です。いわゆる読み下しには頼らず、漢字一つ一つの音(ピンイン)を調べて、中国語で発音してみるところから演習の準備は始まります。さまざまな辞書や参考書にあたりながら意味を解釈していく作業は地味ではありますが、漢字の羅列でしかなかったものから立体的な文学イメージを構築できたときの達成感は十分その苦労に報いるものです。神戸大学の中国文学専修では、中国の大学から招いた特任教員による講義が開かれており、学生は現地で第一線に立つ研究者から直接授業を受けることができます。また、古典文学と現代文学の担当教員を1人ずつ配して、学生が自分の興味に従って選んだ研究をサポートする体制をとっています。更に自分の研究テーマだけに閉じこもることなく、さまざまな時代、さまざまなジャンルの生きた中国文化に出会うために、「文学」に限らず、「中国語学」、「中国思想」に関する授業も提供されています。

授業では

授業は大きく講義と演習の2種類に分けられます。2018年度前期、講義では「中国中世の儒教・仏教・道教」、「中国語圏文学の想像力」、「明清文人の精神と文学創作」が開講されました。教員が自らの知見を講じる講義に対して、演習とは文献を読むための技術訓練の場であり、学生が主役となって活発な議論をすすめることが求められます。2018年前期は宋代の猫の詩、汪曾祺小説、そして明清伝記散文を訳読しました。このほか、学生による論文構想発表があり、執筆中の論文について教員や同級生と活発な討論を展開しています。

教員の紹介

教員名 専門分野
教 授  釜谷 武志 古代中世中国文学。漢代から六朝期にかけての、詩と音楽の関係、文学と語りものとの結びつきに、関心を持っています。 (※2019年3月退任予定)
准教授  濱田 麻矢 近現代中国文学。女性文学全般に興味を持っていますが、特に1940年代、日中戦争から国共内戦期にかけての小説の諸相に関心を持っています。
特任准教授  張 渭毅 南北朝から唐宋期まで話されていたと考えられている中古漢語を専門としています。(※2018年10月着任予定)

最近の卒業論文から

  • 「始祖神話について」
  • 「余華作品における家族観について」

卒業後は

商社や新聞社などの民間企業に就職して語学力を発揮している人もあれば、コンピュータ関連会社でソフト開発に取り組む人もいます。国語の免許を取得して高校の教師になる卒業生もいましたが、教職の間口が狭くなった今では、公務員試験に挑戦する人が増えています。また、博士課程前期課程に進んでさらに研究を続ける人もたくさんいます。修士号取得後は教育職に挑戦する人、博士課程後期課程に進んで留学を目指す人など、さまざまです。

教員からのメッセージ

書籍だけでなく、ネットや映画、音楽、演劇など、多くの中国語に触れることで、今までの中国語圏へのイメージが大きく変わることと思います。人民共和国はもちろん、台湾や香港、あるいは東南アジア、さらに北米でも中国語を使った文学創作が行われています。中国文学は、深い奥行きと魅力を持った研究対象です。中国語に触れることは小さなスタートですが、そこから先は興味と努力次第でどこまでも進んでいけると思います。

(濱田麻矢)

卒業生からのメッセージ

高校までに漢詩や漢文を学習してきた方にとっても、中国文学と言われるとあまりイメージが湧かないのではないでしょうか。私も現代の中国のことは全く知りませんでした。しかし数々の作品への取り組み、留学生たちとの交流や交換留学の経験など、当専修での学びを通して多様な角度から中国を知ることができました。
中国と日本は、現在に至るまで様々な形で関係を築いてきました。中国文学を学ぶことは、日本を改めて見つめることにも繋がります。思い切って中国文学の世界に飛び込んでみませんか。

(丸山栞和 2015年3月卒業 大阪府立高校教諭)

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