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▷第11号
 
第1号~第10号
 
 

『美学芸術学論集』

2011

本論集は、従来刊行していた『芸術学芸術史論集』に代わって、新体制となった芸術学研究室の構成員(教員及び院生)の研究成果を発信することを目的に、平 成17年に創刊されました。今日、メディアの進歩や情報化の拡大とともに、芸術そのものも大きく変化し続けています。こうした芸術文化の変化と不変なもの とを見すえつつ新しい「美学」「芸術学」を創建する場として、学外の研究者の協力もえながら、充実した論集をめざしています。

また本年度(2015年度)で第11号をむかえ、現在ではすべての論文をデジタルアーカイブ(神戸大学学術成果リポジトリ)からダウンロードすることができます。

第11号

※第11号発行におきまして以下の点をお詫びして、修正いたします。ご講読の際は以下の正誤表をご参照下さい。

   ⇒正誤表【PDF.Ver

□論文


前川修

リングのふたつの意味
—『リング』のイコノロジーとイコノミーー

唄邦弘

イメージの生成からアンフォルムな痕跡へ
—バタイユのラスコー解釈の可能性

居村匠
ゴードン・マッタ=クラーク研究
−残されたものの動的特性―

特集:Still/Motion


イントロダクション:静止と運動のあいだを移動すること
アレクサンダー
・ザルテン
イメージ・トラフィックとゾンビ・ヴィークル
−モーション・キャプチャーからリズム・キャプチャーへ−
松谷容作
微小重力空間におけるヴィークルとしての身体
渡邉大輔
アレクサンダー
・ザルテン
増田展大
松谷容作
前川修
討議
中村紀彦
遮られる運動、遮る静止
—アピチャッポン・ウィーラセタクンの諸作品における
静止画面をめぐって
湯浅恵理子
ストップモーションのリアリティを考える
−ブラザーズ・クエイ『ストリート・オブ・クロコダイル』に
おける運動表象