研究室紹介

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2011年度
 

2012年度後期時間割(芸術学)

  月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
1限
8:50~
10:20
         
2限
10:40~
12~10
   

芸術学演習
(長野・前川)

   
3限
13:20~
14:50
  人文学基礎・芸術学
(前川)
    芸術学特殊講義
(長野)
4限
15:10~
16:40
 

芸術学特殊講義
(副 :メディア・アート基礎論、メディア創造論)
(前川)

    芸術学演習
(長野)
5限
17:00~
18:30
  芸術学演習Ⅱ
(前川)
     

※集中講義:芸術学各論・芸術学特殊講義Ⅰ(西村清和/テーマ「環境アートの美学」)

 

2012年度後期シラバス(芸術学)

芸術学演習・作品分析演習II

担当者 長野順子/前川修 対象 芸術学研究室所属 開講 後期 水曜2限

内容 毎回、数名の学生が各自の関心にもとづいて論文紹介あるいは研究発表を行う。当日配布するハンドアウトは前もって準備する。ディスカッションの進行役も順番に学生が担当する。

備考文学部専修学生に限る。

芸術学特殊講義・芸術学特殊研究I

担当者 長野順子 対象 学部・大学院 開講 後期 金曜3限

内容 近代以降の芸術家たちは、様々な形での「自画像」を残している。彼らはそこにおいてどのような自己確認や 自己呈示を行おうとしたのか。また20世紀以後は とくに、絵画・写真・立体・パフォーマンスの諸ジャンルにわたって異形の〈自我〉像=セルフ・ポートレートの制作が目立つ。アーティストたちは、自己自身 を見つめつつ固定的な主体像を疑問視し、むしろその自在な変容を表象しつづけている。それはときに醜怪な様相すら呈することもある。こうした無定形な〈自 我〉像の探求を、ジャンルを越えたひとつの特徴として考察し、さらに、現代における「美的なもの」や「芸術」の新たな転回に対してそれがもちうる意義を明 らかにしたい。

備考出席状況、小レポート、期末試験などにより総合的に評価する。

芸術学演習

担当者 長野順子 対象 学部・大学院 開講 後期 金曜4限

内容 美学・芸術学の基本テクストを正確に読解することに加えて、そこでの主要なテーマや項目に関する文献資料 (研究書、雑誌論文、辞書項目、インターネット検 索等)の調べ方、整理方法、まとめ方を習得する。最終的にはその成果を文章化し、提示するプレゼンテーションの手法を身につけることをめざす。〔テクスト は履修する学生との相談の上で決定する〕

備考文学部学生に限る。(聴講生の受け入れ可)

人文学基礎・芸術学

担当者 前川修 対象 全学学生 開講 後期 火曜3限

内容 下記の教科書に従い、主に6つのトピックについて概説する。各項目あたり2,3回分の授業を予定している。
1 視覚文化とは
2 視覚とは
3 文化とは
4 視覚文化の研究方法
5 視覚文化の快楽
6 監視、視線、眼差し

備考下記の教科書を使用する。そのほか各参照文献についてはそのつど指示をおこなう。

ヴィジュアル・カルチャー入門 / ジョン・A・ウォーカー&サラ・チャップリン、 晃洋書房

メディア・アート基礎論(主 :芸術学特殊講義)

担当者 前川修 対象 全学学生 開講 後期 火曜4限

内容 今期も「ホラー」映像作品の過去と現在について講義する。ジャンルとしては映画を焦点にし、具体的作品の 検討を通じて現在のホラーを考えてみたい。前期で は70年代の古典的ホラーからポストモダン的ホラーへの変容についてさまざまなホラー映画理論を手掛かりに話をしたが、後期はゾンビ映画の系譜について、 そしてJホラーのリメイクと伝播について話をしてみたい。なお、全部で4,5本の映画を議論する予定である。

備考期末レポートのみ

メディア・アート論演習(副 :芸術学演習)

担当者 前川修 対象 全学学生 開講 後期 火曜5限

内容 前期に扱ったトーマス・ラマールのマンガ、アニメ論に引き続き、今期もラマールおよび他のマンガ/アニメ 論文を対象にしたいと思います。英語文献の場合は、毎回各自に翻訳してもらい、要約をしたうえで議論を行なっていきます。後半では個々に作品を分析する時 間ももうけます。

備考平常点(出席と発表)

芸術学各論・芸術学特殊講義Ⅰ

担当者 西村清和 対象 文学部生 開講 集中講義

内容 1960年代以降、アメリカを中心に、アースワーク、環境アート、エコアートと呼ばれるあたらしいアート の動きが現在にいたるまでつづいている。それらは、60年代以降の環境保護や環境倫理の展開とパラレルな現象である。しかし環境アートと呼ばれる現象は、 それを実践するアーティストが「自然」をどのよ うなものと考えるかに応じて、きわめて多様である。本講義では、この多様な「自然」観を手がかりに、環境アートの全体を概観し、問題点を検討する。

テキスト:西村清和『プラスチックの木でなにが悪いのか』(勁草書房、2011)

備考他学部学生履修不可

geizyutugaku2012class

2012年度前期シラバス(芸術学)

芸術学演習・作品分析演習Ⅰ

担当者 長野順子/前川修 対象 芸術学研究室所属 開講 前期 水曜3・4限

内容 毎回、数名の学生が各自の関心にもとづいた論文紹介や研究発表を行い、文献資料の用い方、説得力のある論 の組み立て方を習得しながら、修士論文を仕上げていく。なお、相互の研究領域に対して関心をもち、ディスカッションや意見交換によって、各自の研究方法を 精錬していくことにも重点をおく。

備考 特になし

芸術学特殊講義・芸術学特殊研究I

担当者 長野順子 対象 学部・大学院 開講 前期 水曜2限

内容 人々はこれまで「自然」をどのように記述し描写してきたのか。「自然」は、人間の側の捉え方によってさま ざまな局面を現わす。身近な自然との接触やその享受、自然の脅威への畏怖や対抗、未知の自然への憧憬や探究は、どのような仕方で形成されてきたのか。具体 的な事例として、珍奇な自然物の蒐集からはじまったヴンダーカンマー、博物学と博物画、静物画や風景画、崇高論、ピクチャレスク趣味、探検旅行の記録やス ケッチなどを取り上げながら、近代ヨーロッパの自然に対する見方を、自然「美」という視点を中心に批判的に跡づけていく。

備考平常点+小レポート+学期末試験。平常点は出席中心。

作品分析実習・美学演習I

担当者 長野順子 対象 学部・大学院 開講 前期 木曜5限

内容 美学・芸術学の基本テクストを正確に読解することに加えて、そこでの主要なテーマや項目に関する文献資料 (研究書、雑誌論文、辞書項目、インターネット検 索等)の調べ方、整理方法、まとめ方を習得する。最終的にはその成果を文章化し、提示するプレゼンテーションの手法を身につけることをめざす。

備考 特になし

人文学導入演習・作品分析演習Ⅰ

担当者 前川修 対象 全学学生 開講 前期 木曜2限

内容 芸術についての諸理論をとりあげ、同時に具体的な作品分析例をとりあげながら、資料や参考文献の集め方、 分析のためのさまざまなツール、文献の読み方とまとめ方、発表原稿の書き方、発表の仕方などを学んでいく。最終的には各自、各グループが相互に議論しなが ら発表およびレポートを完成させる段階までを目指 している。

備考文学部生に限る

芸術学特殊講義・芸術学特殊研究II

担当者 前川修 対象 全学学生 開講 前期 木曜4限

内容 今期も「ホラー」作品の過去と現在について講義をする。ジャンルとしては映画を焦点にし、具体的作品の検 討を通じて現在におけるホラーを考えてみたい。 70年代の古典的ホラーからポストモダン的ホラーへの変容、Jホラーへの注目、Jホラーのリメイクと伝播にいたるまでの流れを追う。また、ゾンビ映画の復 活についても時間があれば論じたい。

備考 特になし

芸術学演習II

担当者 前川修 対象学部生 開講 前期 木曜5限

内容 今期はラマールのアニメ論など、日本のサブカルを論じた欧米文献を予定している。

備考 特になし

芸術学特殊講義・美学特殊研究Ⅱ

担当者 瀧一郎 対象 全学学生 開講 前期 金曜3限

内容 フランス近現代美学の古典的なテクストを精読しながら、美・芸術・感性をめぐる諸問題について哲学的に考 察する。昨年度はMondzainのイメージ論(イメージはどこから来てどこへ行くのか)を読みながら、美学・芸術学の根本問題について考えた。今年度も 参加者の問題関心にしたがってテクストを選び、フランス語の原典を輪読してゆくが、必要に応じて、英独訳や邦訳をも参照する。

備考開講時にテクストを決定し、コピーを配布する。