小野市との連携事業

小野市立好古館特別展「河合地区の古代・中世遺跡と赤松氏」

 2007年10月20日から地域特別展(秋季特別展)「河合地区の古代・中世遺跡と赤松氏」が開催されました。
 神戸大学と小野市との間では、2005年1月、社会文化に関する包括協定が結ばれました。生涯学習教育や文化遺産の活用事業、学生のインターシップなどの面で相互が協力する連携事業が進んでいて、地域特別展は連携事業の成果の一つです。
 2007年の地域特別展では、本学の人文学研究科地域連携センターの教員や研究員が、好古館の学芸員と共同調査した小野市河合地区の古代・中世の歴史資料が展示されています。またセンターでは、展示会の図録作成にも協力し、第一部の「風土記の時代の河合地区」「中世の河合郷と赤松氏」「河合西地区の『小字』の変遷」などの執筆を担当いたしました。
 このほか展示会では、河合地区の子どもたちが主役となって調べ上げた 「自分たちの住まう地域の身近な歴史・文化」の展示コーナーも設けられています。このような小、中学生たちが地元の方々と一緒になって地域の歴史を学び、 それを展示するという好古館の取り組みは、地域コミュニティーの再生をはかる新たな手段の一つとして全国的にも注目されるものです。
 2007年は3年間続いた河合地区の「歴史調べ」の最終年という区切りの年で、とくに盛大な取り組みになりました。

特別展の様子

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