2009年度
古典サロンの開催記録
「古典サロン」は古典力と対話力を学術的かつ応用的に発展させるために設けられた場のひとつです。
学術推進研究員等が指導し、学生が一般市民と触れ合いながら表現力や企画運営を学ぶなど、学生と教員とが共同でコーディネートしつつ、市民へのアウトリーチを実践していきます。
生野銀山古文書合宿



- 古文書合宿の日程
- <ガイダンス>
- ■2010年2月15日(月)
- 13:30 合宿の趣旨
- 生野銀山・石川家文書の概要
- 14:30 現状記録の方法
- 15:15 古文書整理の方法
- <古文書合宿>
- ■2010年2月20日(土)
- 12:00 生野銀山見学
- 14:30 生野銀山町内の散策
- 16:30 古文書にさわってみよう会
- 20:30 整理終了
- ■2010年2月21日(日)
- 9:00 古文書にさわってみよう会
- 12:00 終了、片付け・掃除
- 企画展の閲覧、町内自由散策
- 13:00 郷土史家をかたる座談会
- 16:00 生野書院発
(1)開催趣旨 本合宿は、学生が市民と協力しながら地域の歴史遺産を保全・活用する技術やノウハウを学ぶ場であり、地域歴史遺産の保全・活用を実践しうる地域リーダーの養成を目的としている。 (2)概要 1) 銀山坑道の見学、銀山町内の散策(2月20日) (3)合宿の効果 1) 実践的な古文書整理:昨年度同様、演習全体として、地域遺産の保存・活用をめぐる実践的な能力を身につけさせることを最重要課題においた。とくに、古文書は整理未着手のものを用い、整理作業についても、古文書を桐箱から出して整理し、もとのかたちに復元するまでの一連の過程を体験させた。とくに、将来フィールドワークを行うなかで発見した古文書を、簡便かつ正確に記録・整理・保存する方法を身につけてもらうことを目指した。 |
「場との交流―いま・ここで生まれる何かを求めて」





- 日程:2009年12月19日
- 場所:神戸大学百年記念館
- パフォーマンス:
- ボヴェ太郎(ダンサー・振付家)、原摩利彦(作曲家)
- ディスカッション:
- ボヴェ太郎、上念省三(ダンス批評家)、富田大介(本学学生)
- 参加者:50名(本学学生、神戸市民など)
古典サロン「場との交流―いま・ここで生まれる何かを求めて」は、ボヴェ氏のパフォーマンス、本学学生の富田氏の報告、さらには両氏にダンス批評家の上念氏を加えた三名によるディスカッションで開催された。
●パフォーマンス―ボヴェ太郎、原摩利彦 舞台となったのは、神戸港を一望できる吹き抜けのファサード―海側には芝生に降りていく階段があり、ふだんは学生や近隣の住民が休憩をとり、風景を一望し、あるいは食事をとる様子を目にすることができる。この吹き抜けがタブローとして切り取る風景に、人びとはつい足をとどめずにはいられないらしい。 ●報告―富田大介「場との交流:いま・ここに生まれる何かを求めて」 ●ディスカッション |
「移情閣で孫文『大アジア主義』講演を読む」
- 日程:2009年7月23日(木)
- 場所:孫文記念館(移情閣)
- 基調講演:
- 安井三吉 (孫文記念館館長・神戸大学名誉教授)
- ディスカサント:
- 金玄(神戸大学大学院文化学研究科博士課程)
- 張傳宇(神戸大学大学院人文学研究科博士後期課程)
- 司会:田中剛(神戸大学大学院人文学研究科学術推進研究員)
- 使用言語:中国語・韓国語・日本語
- 主催:神戸大学大学院人文学研究科、財団法人 孫中山記念会
- 参加人数:41名
●レポート 7月23日、神戸大学人文学研究科と孫中山記念会は、「古典サロン 移情閣で孫文『大アジア主義』講演を読む」を共催した。1924年に孫文が神戸市民を前に熱弁をふるった「大アジア主義」講演をテーマに、その歴史的意義と、日本と中国、アジアの今後について考えるものである。 |