古典ゼミナール
「ジェンダー論研究会」2009年度開催記録
山本秀行『アジア系アメリカ演劇―マスキュリニティの演劇表象』書評会


- 兵庫津・神戸研究会/ジェンダー論研究会合同古典ゼミナール
- 開催月日:2009年5月7日(木)
- 場所:人文学研究科A棟3階共同談話室
- 参加人数:14名
- 報告者:磯貝真澄
- 司会:沖野真理香
山本秀行『アジア系アメリカ演劇―マスキュリニティの演劇表象』書評会レポート 2009年5月7日に、山本秀行氏 (本学准教授、アメリカ文学)の近著『アジア系アメリカ演劇―マスキュリニティの演劇表象』(世界思想社、2008年)の書評会が開催された。評者は大津留厚氏(本学教授、西洋史)、コメンテーターは沖野真理香(学生研究支援員、アメリカ文学)、司会は磯貝真澄氏(学生研究支援員、東洋史)が務めた。 |
第9回
- 開催月日:2009年12月14日
- 場所:人文学研究科A棟4階共同談話室
- 参加人数:4名
- 報告者:金成珉(社会学M2)
第9回レポート ジェンダー論研究会の第9回(2009年度後期第3回目)古典ゼミナールの報告は、社会学院生の金成珉氏が担当した。テキストは引き続きジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』(竹村和子訳, 青土社, 1999年)を使用し、金氏は本書の第2章「禁止、精神分析、異性愛のマトリクスの生産」の1~2節(pp.77~113)をまとめて報告した。 |
第10回
- 開催月日:2010年1月25日 17:00~
- 場所:人文学研究科A棟4階共同談話室
- 参加人数:4名
- 報告者:磯貝真澄(文化学研究科OD)
第10回レポート > ジェンダー論研究会第10回例会は、ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』(青土社、1999年)第2章「禁止、精神分析、異性愛のマトリクスの生産」の第3節から第5節(p. 75-147)を検討した。
第3節と第4節で著者バトラーは、フロイトの近親姦タブーと同性愛タブーの議論を批判的に検討し、フロイトとラカンやリヴィエールの議論とのあいだに存在する矛盾を指摘して、精神分析理論の問題を追及する。著者は第5節ではフーコーの理論を援用し、精神分析理論に依拠したフェミニズム理論の限界を鋭く指摘する。彼女によれば、精神分析における法(抑圧)の概念はジェンダーを生産し、増殖させるものであった。それゆえフェミニズム理論が精神分析理論を援用することは、適切でないということになる。 |
第11回
- 開催月日:2010年2月8日
- 場所:人文学研究科A棟
- 参加人数:3人
- 報告者:沖野真理香(英米文学D3)
第11回レポート 今回の報告では、沖野がジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』(竹村和子訳, 青土社, 1999年)の第3章「攪乱的な身体行為」第1~2節(p.149~p.198)をまとめた。 |