古典ゼミナール一覧
(2008年度)

 

 

2009年度に開講されている古典ゼミナールは以下の通りです。
※場所・時間は開催ごとに変わる可能性があります。人文系図書館そばの掲示板で確認してください。

 

>>2010年度古典ゼミナール一覧
>>2009年度古典ゼミナール一覧


ジェンダー論研究会東アジアにおける「伝統社会の形成」研究会アジア海域史研究会
リスク論研究会アリストテレス研究会兵庫津・神戸研究会
マックス・ウェーバー研究会日本語動詞研究会映像と諸文化研究会

 


ジェンダー論研究会

場所:人文学研究科A棟4階共同談話室
時間:月1回・月曜5時限目

フェミニズムやジェンダー論についての基本文献を講読することで、当該分野の基礎知識を確認・考察していきます。現在のところは、文学研究と歴史学研究におけるジェンダーやフェミニズムにまつわる問題を対象として、ジョーン・W・スコット『ジェンダーと歴史学(増補新版)』を読み進めています。

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東アジアにおける「伝統社会の形成」研究会

場所:不定
時間:月1回~2回・木曜

東アジア諸地域の14~18世紀における歴史的・文化的状況を、世界システム論的な視点から把握し直し、東洋史学・日本史学・日本文学研究の新たな研究領域を開拓することをめざします。現在、岸本美緒・宮崎博史著『明清と李朝の時代』を発表形式で読み進めています。

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アジア海域史研究会

場所:人文学研究科A棟4階共同談話室(A422)
時間:月1回・金曜17時~19時半。今のところ、約3週間に一回開催しています。

現在はK.N.Chaudhuri.1985. Trade and Civilisation in the Indian Ocean:An Economic History from the Rise of Islam to 1750. London.Cambridge University Press.(K.N.チョードリー『インド洋の貿易と文明』)の読書会を開催中です。

『インド洋の貿易と文明』について簡単に紹介しますと、これは地中海とその周辺地域を全体的に把握しようとしたブローデルの『地中海』などの著作に影響され、東は中国から、西はイスタンブールに至るまでの地域を「インド洋」地域とし、この「インド洋」をブローデルの文明史研究にならって一種の「地中海」と見なしたものであると言われています。(家島彦一『海域から見た歴史 インド洋と地中海を結ぶ交流史』名古屋大学出版会、2006年、pp. 4-6.)以上からも分かるように、従来は東アジア史、東南アジア史、南アジア史、西アジア史といった地域史、更には西欧も含んだ各国史として分割されて研究されることの多いこの地域を全体的に、通時的に把握し、陸上に準拠した「地域史」「各国史」を超えた歴史観点を提供するものです。

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リスク論研究会

場所:人文学研究科A棟4階哲学共同研究室
時間:参加者間の話し合いにより適宜変化。
開催曜日:不定

リスク論の古典を通じて、科学技術と社会のありかたについて学びます。テキストはクリスティン・シュレーダー=フレチェット『環境リスクと合理的意思決定-市民参加の哲学』(邦訳)。現在は、各章ごとにレジュメ担当者を決め、当日はそのレジュメに沿って読書会を行うというスタイルで読み進めています

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アリストテレス研究会

場所:人文学研究科A棟茶谷研究室
時間:隔週

ヨーロッパにおける芸術論・文芸論の古典中の古典であるアリストテレス『詩学』を読み進めてきます。議論の背景となるアリストテレス哲学の基本的枠組みをおさえながら、芸術論としての展開を見ていきます。趣旨は、古典テクストをじっくり味わい楽しむことで、古典の教養や知識を身につけながら、古典テクストを読むのに要する勘を鍛えていくことです。時には近現代の哲学、文学、芸術学等の諸分野において『詩学』がどう受容されてきたかにも触れつつ、様々な角度から議論を深めていく予定です。

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兵庫津・神戸研究会

場所:不定(人文学研究科A棟学生ホールなど)
時間:月1回程度、曜日は不定

兵庫津・神戸研究会は、各地の開港都市の歴史的展開を対象としたさまざまな研究を学びあうことをめざしています。異文化の接触点である開港都市を対象とすることで、既存の学問領域を超えた学際的交流が深まり、新たな研究の視野が開かれることが期待されます。

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マックス・ウェーバー研究会

場所:人文学研究科B棟3階社会調査室
時間:月1回・金曜17時~

マックス・ウェーバーの著作および関連書籍を丹念に読むことを通じて、基礎的な文献読解能力を養います。現在はウェーバーの著作のうち、『儒教と道教』を読み進んでいます。洋の東西における資本主義の展開の差異を問うたこの著作を、今日のグローバル化社会の視線から読み直すことで、近代、資本主義、そしてアジア社会を捉え直すことを目指しています。

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日本語動詞研究会

場所:人文学研究科A棟2階共同談話室
時間:月2回程度・火曜4時限目

主に日本語の動詞に関する論文(現在は主に「て形補助動詞」に関するもの中心)を講読しながら、基本的な文法理論や言語分析ための方法論を学んでいきます。進め方は各回の担当者が作成したレジュメを基に自由討論形式で行います。

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映像と諸文化研究会

場所:人文学研究科A棟視聴覚教室または学生ホール

この研究会の主旨は「映画史をつうじて映像の古典力を身につける」ことであり、映画・映像の上映とディスカッションによってその実現を目指します。

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