三田市における連携事業

『三田市史』の編纂事業

 三田市との関係では、当センター事業責任者と担当教員1名が、『三田市史』全10巻(ほかに別編2冊)の編纂・刊行事業に協力しました。事業責任者は編集委員として全巻の編集・刊行に関わると共に近代編の調査・執筆を担当し、担当教員は近代編の調査・執筆に従事しています。
 近代編に関連しては第5巻(近代資料I)が2005年に、第6巻(近代資料II)が2007年に、第2巻(通史編II)が2012年に刊行されました。近代資料Iは「三田市域の史料から日本近代史を学ぶことができる」(「監修のことば」)ことを狙いとし、中学校・高等学校の授業でも活用できるよう、詳しい解説を付ける工夫がなされています。また、近代資料IIは11のテーマを立てて史料を配置し、日本近代史研究の立場から史料について論じる長めの「資料の概要」を付しました。通史編IIは、現代編との合綴です。
 刊行後は、活用事業や新出史料の整理・公開に協力しています。

兵庫県立三田祥雲館高校との連携事業

 三田市と協力して、5年間にわたって兵庫県立三田祥雲館高校の教育支援を行った。2008年度から2010年度までの3年間は「祥雲館文化セミナー」に講師として出講、2011年度と2012年度は、生徒の課題学習「歴史研究入門」に講師を派遣するなどの協力を行った。

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