『香寺町史』は、2005年3月に「村の記憶」(地域編・資料編)が刊行され、その「地域編」の執筆は香寺町に住む人たちが中心となってなされました。現在は「村の歴史」(通史資料編・通史編)の編纂が行われており、そのうち「通史資料編」は2009年3月に刊行され、「通史編」も近刊予定です。現在編纂中の「村の歴史」は、歴史を専門とする研究者を中心に執筆されています。内容は、考古・古代・中世・近世・近現代・民俗からなっています。
「村の記憶」(地域編)は特色ある自治体史であると同時に、地域の歴史文化を地域の方々自らが研究して町づくりに活かしていく方向性を持ったものであり、当センターの事業の柱の一つである「自治体・地域住民と連携した新たな自治体史編纂や地域歴史博物館形成事業」と密接な関係を持っています。香寺町の歴史文化が地域に根付き、今後住民によって活かされていくことを目指して、当センターはその編纂事業に協力しています。
以上のように、『香寺町史』は、本の完成によってではなく、刊行後に利用されることによってその意義が深まるものです。香寺町は2006年3月に姫路市と合併しましたが、香寺町域に住んでいる人びとが今後も町域の歴史を考えつづける際に、『香寺町史』がそのきっかけ・助けとなることを目標として今後の編纂事業も進められていく予定です。
町史編集室刊行物 | |||
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香寺町史 『村の記憶』 地域編 資料編 2冊1組 | 品切れ | B5判縦本文 1136ページ B5判縦本文 732ページ | 平成17年 3月発刊 平成17年 3月発刊 |
香寺町史 『村の歴史』 通史資料編 | 5000円 | B5判縦本文 730ページ | 平成21年 3月発刊 |
香寺町史編集資料目録集1 | 700円 | B5判横本文 145ページ | 平成11年 7月発刊 |
香寺町史編集資料目録集2 | 品切れ | B5判横本文 167ページ | 平成12年 10月発刊 |
香寺町史編集資料目録集3 | 700円 | B5判横本文 198ページ | 平成14年 7月発刊 |
香寺町史編集資料目録集4 | 700円 | B5判横本文 191ページ | 平成17年 3月発刊 |
香寺町史編集資料目録集5 | 700円 | B5判横本文 226ページ | 平成18年 3月発刊 |
年報『ふるさと香寺』創刊号 (町史編集協力者調査報告1・『香寺町の祭り』掲載) | 品切れ | A5判縦本文 200ページ | 平成12年 3月発刊 |
年報『ふるさと香寺』第2号 (特集『ムラの生活史』第1集掲載) | 400円 | A5判縦本文 282ページ | 平成13年 3月発刊 |
年報『ふるさと香寺』第3号 (特集『研究会・神社/水利』掲載) | 400円 | A5判縦本文 226ページ | 平成14年 3月発刊 |
年報『ふるさと香寺』第4号 (特集『ムラの生活史再考』掲載) | 400円 | A5判縦本文 228ページ | 平成15年 3月発刊 |
年報『ふるさと香寺』第5号 (特集『女性とムラの暮らし』掲載) | 400円 | A5判縦本文 288ページ | 平成16年 3月発刊 |
年報『ふるさと香寺』第6号 (特集『町制50周年』) | 400円 | A5判縦本文 239ページ | 平成17年 3月発刊 |
年報『ふるさと香寺』第7号 (特集『町史刊行記念』) | 400円 | A5判縦本文 312ページ | 平成18年 3月発刊 |
町史編集協力者調査報告2 『ムラの暮らし』 ―正月・盆・葬礼・墓地― | 600円 | B5判縦本文 187ページ | 平成13年 3月発刊 |
町史編集協力者調査報告3 『続ムラの暮らし』 ―社会集団・力石・固寧倉― | 600円 | B5判縦本文 166ページ | 平成14年 1月発刊 |
町史編集協力者グループ 『ムラの生活史』 第2集 | 600円 | B5判縦本文 200ページ | 平成14年 3月発刊 |
町史編集協力者グループ 『ムラの生活史』 第3集 | 600円 | B5判縦本文 226ページ | 平成15年 3月発刊 |
香寺町近現代史年表 上 村の時代編 | 800円 | B5判横本文 404ページ | 平成14年 12月発刊 |
香寺町50年史年表 香寺町近現代史年表 下 町の時代編 | 800円 | B5判横本文 388ページ | 平成16年 12月発刊 |
香寺町近現代史年表 追録 | 無料 | B5判横本文 31ページ | 平成18年 3月発刊 |