神戸市東灘区住吉地区における連携事業

 財団法人住吉学園では、住吉地区の歴史を明らかにし、とりわけ地区の子供達にそれを伝えていくことを希望されており、そうした趣旨から、2006年度より住吉学園を中心とする東灘区住吉地区と当センターの関わりが始まりました。
 住吉地区には、1946年に発行された『住吉村誌』(武庫郡住吉村発行)、及び1967年発行の『続住吉村誌』(住吉学園発行)とがありますが、後者からもすでに40年以上の時が経過し、この間に住吉地区がたどった歴史をまとめようという機運が地区住民の一部に生まれてきています。さらに、住吉地区に関する新たな史料の所在確認も徐々になされてきているので、住吉学園、地区住民、さらに当センターと連携協力する形で、『新住吉村誌(仮)』の発行を模索しています。その準備の意味も込めて目下、主に本住吉神社境内にある資料館をベースに、地区住民の方々と文献資料の調査や住民からの聞き取り調査など様々な取組を展開しています。