加西市との連携事業

 当センターでは、加西市教育委員会市史・文化財室と共同して、「鶉野飛行場関係歴史遺産基礎調査」を、2009年1月(2008年度)から3か年にわたっておこないました。内容は、文献調査、聞き取り調査、現地実測調査による学術基礎調査です。またこの調査過程の中で、同年5月16日には、大学と加西市との間で、包括的な連携協定が結ばれました。
  2011年度はめだった連携活動をできませんできたが、2012年度以降には、まずふるさと創造部、商工観光課、あるいは市史編さん部局など、さまざまな部局との話し合いがすすみ、将来的な連携関係を模索しました。また加西市立図書館郷土資料係との間で、第一次世界大戦中、同市内に設置された「青野原俘虜収容所」に関する新たな共同調査をすすめ、2014年11月には、その研究成果を、「第一次世界大戦開戦100年と青野原捕虜収容所 ―箱庭の中央ヨーロッパ―」展示会として公表する予定です。
  さらに加西市教育委員会との共同事業として、同市野上町内の歴史資料の掘り起こしと活用事業をすすめています。