神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了
学術博士(神戸大学)
神戸大学大学院文化学研究科講師,神戸大学留学生センター助教授を経て
現在,神戸大学留学生センター准教授(神戸大学大学院人文学研究科准教授兼任)

日韓比較文学,日本近世思想史

 江戸時代の国学を中心に研究を行ってきたが,国学の研究は自国認識に様相を呈しながら周辺との関係性を端的に表せる要素が強い。自国の捉え方を他者との関係の中で自己規定していくことは大変興味深い。「国学」という特殊なアングルを等して自国中心的発想の普遍性を見出す。韓国文学,思想との比較の視点から日韓それぞれの文学,思想の表象がより鮮明にされていくことを目指す。さらに,「国学」の排他的性格だけではなく,相互受容制がもたらす文化の重層性の発見を新たな研究領域として試みていきたい。

「平田篤胤の「日本」への回帰」『近世と近代の通廊 十九世紀日本の文学』双文社出版,2001年
「知のボーダレス時代と「留学」の模索―新たな研究領域の可能性をめざして―」『世界のなかの日本学』ぺりかん社,2003年
「梅花と天神思想」『朝日中比較文化事典』センガゲナム出版社(韓国),2003年

佐々木   衛   五十嵐 正 博   緒 形    康   駿 河 輝 和
高 橋 基 樹   油 井 清 光   木 村    幹   松 本    曜
松 並    潤   大津留   厚   樋 口 大 祐   朴    鍾 祐