事業運営体制について

 本事業「国際共同による日本研究の革新―海外の日本研究機関との連携による若手研究者養成」を運営するにあたっての運営体制、および派遣者の支援体制について紹介します。

運営委員会

 本事業の主担当研究者・担当研究者により、全体の運営委員会を組織し、全体的視点から管理に当たります。

主担当研究者・担当研究者の一覧

選抜等委員会と研究支援体制

 さらに、派遣先での若手研究者に対する支援については、「選抜等委員会」を組織し、この委員会がより具体的に支援体制をモニターします。委員会内部にオックスフォード大学担当・ヴェネツィア大学担当・ハンブルク大学担当の各チームを編成し、きめ細かな支援体制を実現します。

 各海外連携パートナー機関との共同研究を円滑に進め、派遣者の研究活動を支援するため、担当チームによる定期的な会合と研究会をもち、派遣者の現地における研究活動と連動させたかたちで、日本における共同研究の進展を図ります。
 また、派遣研究者から定期的な研究報告書の提出(1ヶ月ごと)を受け、進捗状況を把握します。さらに、SKYPE等を利用したコミュニケーションを随時はかり、現地状況の日常的な把握を行います。

 派遣者が常勤の若手研究者である場合、派遣先にて研究活動をスムーズに行えるようにするため、講義、各種委員会などの負担の軽減、免除などの措置について配慮します。また、若手研究者の派遣期間中は、電子メール、ネット会議システム等を活用し、常に研究のサポートを行う体制を維持し、かつ派遣若手研究者と定期的に連絡をとり研究の進捗を確認します。また、国内で研究支援補助者を雇用し、若手研究者の研究活動をスムーズに遂行します。

派遣者の安全確保・危機管理のためのバックアップ体制

 緊急時・災害時に備えて、本事業参加派遣者には保険への加入を義務付るとともに、「神戸大学危機管理マニュアル」(平成20年4月改編・策定)に基づいた海外渡航時の安全管理・危機対策手段を整えています。

 また、神戸大学は平成21年6月より民間の危機管理会社と契約し、同社の提供する危機管理システムを導入しています。本事業で海外へ派遣される研究者にも本システムは適用されます。これにより、(1)リアルタイムでの渡航情報一括管理、(2)平常時の安否確認、(3) 専門家による派遣前の危機管理オリエンテーション開催、(4)24時間365日機能する緊急連絡窓口、(5)有事の際のプロによるサポート体制が整えられています。
 本事業の運営委員会・選抜等委員会は本システムと緊密に連携を保つことにより、派遣者の安全確保と危機管理のためのバックアップ体制を整えています。

主担当研究者・担当研究者一覧

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