神戸大学大学院 人文学研究科/文学部 哲学コース

シラバス

全学シラバス

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2016年度前期

嘉指 信雄
  • 哲学演習 - 水3・4 - L132
    この演習は「合同演習」と称し、哲学専修の学生・教員全員が参加します。学生が卒業論文作成に向けて自分の研究報告を行います。特定質問者からの質問、出席者全員との討論も行い、原稿作成、プレゼンテーション、質問や議論の仕方など、発表する側も質問する側も、貴重なスキルを磨き、研究内容を高めるための実践的演習です。
  • 哲学特殊講義 - 木3 - L153
    「現代哲学入門(1)」  近現代における代表的哲学思想の特徴・意義を、主要テキストに基づきつつ把握することにより、現代における哲学的思潮・問題群の展望図を自らのものとする。  
  • 倫理学演習(副 :哲学演習) - 木4 - L177(副 :L178)
    「生と技術/生の技術(1)」  生と技術の関係のありようを、自由、他者、身体、倫理、価値をめぐる問題群との関連において考察してゆく。
  • 現代思想演習【GH】(副 :外書講読) - 木5 - L165(副 :L166)
    「近現代日本の思想(1)」  ―英訳テキストに基づく批判的読解の試み―」  近現代日本の主要な哲学テキストのうち、すでに英訳があるものを選んで精読することを通じ、日本の哲学思想の特質・可能性を考察する。
松田 毅
  • サバティカル
加藤 憲治
  • 哲学演習(副 :外書講読) - 火3 - L071(副 :L072)
    哲学的基礎知識を習得し、哲学的思考能力を向上させると共に、フランス語文献の読解能力の涵養に努める。
  • 西洋哲学史演習(副 :外書講読) - 金2 - L186(副 :L187)
    哲学的古典をフランス語(あるいは英語)で精読することによって、フランス語(あるいは英語)文献読解能力の向上と西洋哲学の思考方法に慣れ親しむことを目的とする。
  • 西洋哲学史(副 :西洋哲学史特殊講義、哲学概論) - 金4 - L208(副 :L209、L516)
    哲学史を、個々の哲学者の学説や考え方の羅列であるかのように考えている人がいるかもしれない。しかし、哲学史とは、個々の哲学者の哲学を超えた形で成立しうる哲学的営為の連結、換言すれば個々の哲学者の哲学の中では完結しえない哲学のあり方を捉えようとする試みにほかならない。この講義では西洋近世哲学史を取り扱うが、煩瑣な哲学史的知識は最小限にとどめ、おおまかな哲学史の流れを捉えることを主眼としたい。
茶谷 直人
  • 哲学入門 - 月3 - L022
    「哲学の現在」  哲学講座のスタッフによる哲学入門の講義です。  自己とは?生とは?世界とは?――哲学の様々な問いは、時代を超えた力と意義をもっています。しかし一方で、大きく変貌する現代社会の中、私たちは新たな哲学的・倫理的な諸問題にも直面しています。哲学における中心的な問題群と鍵概念を踏まえつつ、「哲学の現在」における様々な地平を展望します。問いの徹底と思考の明晰さ、それでもなお残る謎など、哲学の、現在進行形の醍醐味を伝えたいと思います。
  • 西洋古典語(ギリシア語) - 火3 - L065
    古典ギリシア語の初級文法を学ぶ。古典ギリシア語・文化は、ヨーロッパ言語・文化の一大源流であると同時に、今もなお「ヨーロッパ的なもの」を形作る基盤であり続けている。よってこの授業は、なんであれ西洋に関わる専門領域に関心をもつ学生諸君にとって、自らの専門領域へ何かしらフィードバックされるものがあるであろう。
  • 哲学演習 - 火4 - L088
    授業内容:アリストテレス『ニコマコス倫理学』の精読 狙い: ・古典テクストを正確に読み解く能力を陶冶する。 ・古典に真摯に取り組むことの醍醐味と厳しさを参加者自身が体感する。
  • 応用倫理学講義 - 火5 - L101
     この講義では、環境、情報、生命・医療などの応用倫理・応用哲学の諸原理と具体的問題について学ぶ。また、応用倫理学の意義とその方法論についても考察し、哲学・倫理学としての諸問題を考察できるようにする。
  • 外書講読(副 :哲学演習) - 金3 - L192(副 :L193)
    <プラトン『ソクラテスの弁明』の講読> 西洋言語による文献の正確な読解能力を向上させることをめざす。また、古典に取り組むことの醍醐味を身をもって体感してもらうことも狙いとする。
  • 倫理学(基礎教養科目) - 水2 - U010
    【授業のテーマ】倫理学入門 【授業の到達目標】 「倫理学」とは、古典ギリシア語のエートス(人柄)に由来する英語ethicsに相当する日本語であり、哲学の一部門を成す学問である。ただ、古来より現代に至るまで行われてきた倫理学的な営みは、それが人間の生について学問的に探究するものであるという共通点を別にすれば、極めて多様な広がりを有している。本科目では、そのような倫理学が、どのような問題をどのように考察し、そしてどのような立場がそこに見出されるのかについて、受講者に体感してもらうことを目指す。
中 真生
  • 環境人文学講義1 - 月2 - L005
     現代社会の現場の視点から、「環境」について哲学・倫理学、社会学、地理学などの人文学的観点から様々な問題を取り上げ、検討します。そのことを通じて、環境人文学という新しい学問分野の創出を目指すと同時に、「持続可能な社会」を人文学の学際的な観点から構想します。
  • 現代思想演習(副 :外書講読) - 月4 - L040(副 :L041)
    前学期から、フランスの哲学者メルロ=ポンティの主著、『知覚の現象学』(1961年)の原書を講読しています。翻訳では分からない、著者固有の文体や息づかい、リズムを感じながら、一文一文じっくり読みたいと思います。
  • 倫理学講義 - 火2 - L057
     日本の戦後から現代に至るフェミニズム思想、ジェンダー思想を、哲学・倫理学的観点から学ぶ。これらはともすると社会学の主題と思われがちだが、日本の思想、また思想史として見たとき、哲学・倫理学においても重要な主題でありうる。社会の中の、私たちにとって身近で具体的な問題に関して、哲学・倫理学的に考えることをめざす。  
  • 人文学導入演習(哲学) - 火3 - L510
    哲学・倫理学は、西洋の歴史において古来より人文学の柱を成してきた営みである。本演習では、一年生を主な象として、この哲学・倫理学という学問の基礎的な特徴と方法について体感してもらうことを目指す。
  • 倫理学演習(副 :哲学演習) - 水2 - L114(副 :L115)
     前年度に引き続き、バトラー著『自分自身を説明すること』(主に第三章)を読み進めます。著者の主張を丁寧に理解するだけでなく、著者が参照する様々な思想家の思想にもふれながら、著者の主張を吟味し、議論することを目指します。
大塚 淳
  • 論理学(基礎教養科目) - 月1 - G005
    【授業のテーマ】講義と課題を通じて、論証の基本的形式や演繹や帰納などといった種々の推論形式を学ぶことで、論理的にものごとを考えるための力を養う。 【授業の到達目標】正しい推論や論証についての基本的な理解を得ること、与えられた主張の論理的内容を正確に把握できるようになること、それについて的確な批判ができるようになること、などがこの授業の目標である。
  • 哲学演習(副 :外書講読) - 月4 - L046(副 :L047)
    This is a training course for students who wish to write academic essays in English. Through weekly exercises students will learn how to summarize philosophical texts and compose an analytical report in plain expressions. Although the class is chiefly designed for philosophy students, it is open to any major in the Faculty of Letters and the graduate school of humanities.
  • 科学哲学・科学思想史演習 - 月5 - L048
    統計学の哲学の入門書を読み進めることで、「現代科学の認識論」ともいえる統計学に潜む概念的問題と、その哲学的な含意を理解する。
Jordanco Sekulovski
  • 倫理学演習(副 :哲学演習) - 木2 - L150(副 :L151)
    「フーコー入門(1)――現代思想の展開(2)」  哲学に限らず様々な分野に大きな影響を及ぼし続けているミッシェル・フーコ ー(1926-1984)の思想における中心的な主題や概念を理解し、その現代的意義と可能性を考察する。
入江 幸男
  • 哲学演習(副 :外書講読) - 水1・2 - L112(副 :L113)
    この演習の目標は、直接指示論を理解すること、現代の論争におけるそれの位置づけについての理解を得ること、それをもとに言語哲学の理論状況を概観することです。David Kaplanは、論文Demonstrativesで「私」「ここ」「今」などの指標詞や「これ」「あれ」などの指示詞を含む文の意味についての明確な説明を提案しました。この仕事は、哲学的意味論において古典となっており、現代哲学における基本文献の一つです。彼はこの論文で、フレーゲによる記述による指示の理論を批判して、直接指示の理論を提案し、文の言語的な意味とは別のものとして命題を定義しました。その後、直接指示に関しても、命題に関しても、固有名に関しても、論争は続いていますが、この論文は、これらを考える上での基本文献であり、常に参照されているものです。

過去の授業

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