神戸大学大学院 人文学研究科/文学部 哲学コース

活動履歴

紀要『愛知』バックナンバー

     
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 第31号(2020年)

第31号(2020年)

研究論文
現実の現実性(承前・完結)松田 毅2
産むことから分離した「親」の形成―父親や養親の「間接性」を手がかりに中 真生74
The ex nihilo creation in the work of Cornelius Castoriadis: The special case of legal rulesRodis Fotios95

第30号 嘉指信雄教授退職記念号(2019年)

「見えるもの」と「見えないもの」贈る言葉―神戸大学退職にあたって 嘉指 信雄 1
略歴と業績 活動一覧4
嘉指信雄教授退職によせて在学生・卒業生・修了生など58
研究論文
”教育関係”を再考する―木村素衛と柄谷行人を手がかりとして―田口 玄一郎123
研究ノート
京都学派をめぐる小林秀雄の批判―「言葉を離れて論理はない」王 小梅140
ティモシー・モートンの「ダーク・エコロジー」―思想における人間と非人間の関係張 凌霄153
マーサ・C・ヌスバウムによる「嫌悪感」論に関する考察―ヘイト・スピーチを例に―章 博文167

第29号(2017年)

研究論文
『ドイツ啓蒙の哲学者クリスティアン・ヴォルフのハレ追放顛末記』補遺―マールブルクからハレへ、クリスティアン・ヴォルフの大学論―山本 道雄1
厳復と翻訳―主体性と「達詣」の限界性について―劉 争31
前期ウィトゲンシュタインにおける「世界の非存在」―ヴァン・インワーゲンの偽装的な無との対比から―丸山 栄治43
Marketing Nations: Analyzing the Rise of Nationalism in a Globalized World Karen Connie Abaros-Orendain58
小林秀雄にとって戦争とは何であったのか―傅雷との比較において―王 小梅69
ローティにおける私的なアイロニー―克服と創造の問題をめぐって―倉形 一樹80
アーレントにおける「思考」―誰がいかにして立ち止まるか―岡本 竜馬95

第28号(2016年)

The Vulnerability of Reproduction: Focusing on Pregnancy and Breastfeeding NAKA Mao 3
「産婆術」においてソクラテスがいかなる役割であるか 多鹿 雅人 15
カント批判としての生活世界論——『危機』における「詳察」 林 遼平 30
思考と行為の間の緊張関係——アレント公共論の展開について 山田 裕真 43
研究ノート
縮約と疲労——思考の始まりと別種の死 小嶋 恭道 56
エッセイ
核への認識の記号論——日本人が原子力を受け入れる歴史 梅田 紘輝 67

第27号(2015年)

研究論文
「境界に立つこと」——フーコー「啓蒙とは何か」についての試論 小嶋 恭道 3
The Metaphor of Space: Discovering Virtues through an Understanding of Political Space K.C. Abalos-Orendain 15
三木清における「技術の倫理」 古賀 高雄 25
研究ノート
アリストテレスにおけるアナロギアの諸相 茶谷 直人 37

第26号(2014年)

研究論文
ドイツ啓蒙の哲学者クリスティアン・ヴォルフのハレ追放顛末記 山本 道雄 3
レヴィナスにおける「身体性」 中川 伸子 52
フーコー研究序説(1)——考古学における「力」 小嶋 恭道 65
フーコー研究序説(2)——権力関係における自由 小嶋 恭道 74
初期西田の思想における「選択的意志」の自由と展開 田口 玄一郎 86
現代は反啓蒙の時代か?——パターナリズムと自由をめぐって 吉岡 千浩 99
「根本の問い」と形而上学的ニヒリズム——無は可能世界のひとつか? 丸山 栄治 112
研究ノート
フッサールの「周囲世界」概念について——『デカルト的省察』を中心に 林 遼平 127
書評
現象学的人間学的心理療法
——書評:霜山徳爾『素足の心理療法』(みすず書房、2012年)
本林 良章 140

第25号(2013年)

研究論文
Common Sense and Self-Awareness: Phenomenology of Ipseity MOTOBAYASHI Yoshiaki 3
定言命法・「目的自体の方式」の形而上学的解釈 李 明哲 15
閉ざされた郷愁と時間性 ――なぜジャンケレヴィッチは「郷愁」を論じたのか 奥堀 亜紀子 28
A.N.ホワイトヘッドの同時性概念と知覚しつつある出来事 岡 浩史 42
Some Limits of Kant’s Notion of Autonomy: What Can Bridge the Discontinuity between Freedom and Nature? YOSHIOKA Chihiro 55
翻訳
見えるものと見えないもの/価値と正義 ――仏教‐ポストモダンの観点からの再考―― ジン・Y・パーク
(朴 眞暎)
共訳:
大家 慎也・吉岡 千浩・李 明哲
監訳・後書き:
嘉指 信雄
71

第24号(2012年)

研究論文
ヴォルフ『世界論』第三部―世界・自然・秩序
ヴォルフ『世界論』研究完結編
山本道雄 3
The Meaning of Kant's Transformation of Leibnizian "Principle of Reason"  from a contemporary Leibnizian point of view MATSUDA Tsuyoshi 25
ジョルジュ・バタイユにおける“異議申し立て”とは何か(2)―コジェーヴの“人間性のシステム”を超克する試み 大家慎也 49
現象学的心理学の方法論的考察――経験の様式としての普遍性に向けて 本林良章 67
翻訳
“緊張”の倫理――仏教―ポストモダンの倫理的パラダイム ジン・Y・パーク
(朴 眞暎)
訳:大家慎也
監訳・後書き:
嘉指 信雄
81

第23号(2011年)

研究論文
カントの「経験的実在論」 山本道雄 3
Evils as parts of the history towards a Leibnizian mereological consideration MATSUDA Tsuyoshi 22
『エウテュプロン』におけるエウテュプロン 茶谷直人 38
シェリング芸術哲学の「構想力」――自然哲学と芸術哲学の関連から 八幡さくら 54
調律とその病理としての自閉――コモンセンス試論 本林良章 71
カント倫理学における行為と法則とのつながり――道徳法則に従った行為をいかにして判断するか 李明哲 84
ジョルジュ・バタイユにおける“異議申し立て”とは何か(1)――人間存在の共同性の原理として 大家慎也 98

第22号(2010年)

講演
西田哲学の現在 小林敏明 3
研究論文
Kant's Philosophy of Experience-Its Structure and Potentiality Michio YAMAMOTO 17
「歓待」としての倫理 中川伸子 28
西田幾多郎における個物概念の発生 ローラン・ステリン 40
カルナップの『構築』再考 坂本真 50

第21号(2009年)

研究論文
ジェイムズ根本的経験論の生成 ―哲学における新たな結晶化の中心― 嘉指信雄 3
ベルクソンの自我論 加藤憲治 24
防災のための行動規範を擁護する ―J・ラッドの批判に抗して― 羽地亮 37
『クリトン』におけるクリトン ―ソクラテスを理解するための一つの手がかりとして 茶谷直人 50
クワインの真理観 成瀬尚志 71
デカルト『情念論』において知性的情動が果たす役割に関する予備的考察 志村幸紀 84
人間の初期条件としての有限性 ―スピノザ『エチカ』第二部定理13およびその固体論についての考察 食見文彦 98
研究ノート
カルナップの検証理論 坂本真 114

第20号(2008年)

研究論文
若きジェイムズにおける現象学的領野の開示(2) ―「職業としての哲学」と「存在すること」― 嘉指信雄 3
Engineering Ethics in Japan 羽地亮 27
『プロタゴラス』「大演説」の「道徳」 坂本知宏 35
「理性の事実」に関する一考察 ―道徳の源泉としての理性の働きとその諸作用― 井上英昌 51
『活力の真の測定に関する考察』におけるカントの「力」の概念について 信田尚久 67

第19号(2007年)

研究論文
ニュートンの第三運動法則とカントの第三力学法則 カントの類推論研究(3) 山本道雄 9
若きジェイムズにおける現象学的領野の開示(1) ―「存在論的驚異症」と「生への還帰」― 嘉指信雄 35
Leibnizian Dream Arguments and the Question of the Reality of Bodies 松田毅 57
クワインにおける物理主義と行動主義の整合性について ― 観察文の定義の変遷をめぐって 成瀬尚志 71
企業倫理に関する一考察 - 企業の道徳的責任 志村幸紀 83
クーンの共約不可能性概念について 藤木篤 97

第18号(2006年)

研究論文
クリスティアン・ヴォルフ『世界論』第一部における世界解釈 山本道雄 3
再考:ジェイムズとフッサール(2)―似而非現在・両義的身体・注意― 嘉指信雄 33
キリスト教の終末的将来像 沖野政弘 51
クワインの近位説(proximal theory) 成瀬尚志 65
ライプニッツにおける神の存在論的証明と永遠真理の基礎 稲岡大志 79
『方法叙説』の暫定的道徳は暫定的であるのか 志村幸紀 91
スピノザに対するベーコンの影響についての覚書
-十七世紀における機械技術論の生命論的展開に関する一考察
藤井千佳世 103

第17号(2005年)

研究論文
クリスティアン・ヴォルフ『世界論』第二部第一、二、三章における物体論 山本道雄 2
再考:ジェイムズとフッサール(1)―第一原理・方法としての還元・地平構造― 嘉指信雄 22
形式存在論の範疇としての志向性―D・W・スミスのアプローチ― 松田毅 34
認識論における二つの規範性について―クワインの議論を中心に 成瀬尚志 44
ライプニッツにおける幾何学の基礎 稲岡大志 54
研究ノート
安楽死問題におけるヤヌスの双面 山本道雄 64
インフォームド・コンセントにおけるナースの役割―できること・できないこと 茶谷直人 76
Brandom and McDowell on Wittgenstein Akira HAJI (9)
研究論文
スピノザの「共通概念」に関する解釈史の検討―ドゥルーズの解釈の意義と問題性を中心に― 藤井千佳世 (1)

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第16号(2003年) 眞方教授退官記念号

眞方教授 業績一覧   4
研究論文
ライプニッツ自由論の可能性―スピノザとの差異から― 松田毅 6
クオリアを解きほぐす(Unweaving Qualia)―物理主義的アプローチの可能性― 羽地亮 36
モルトマンの三位一体論における空間的理解―希望の神から内在する神へ― 沖野政弘 50
メレトス論駁―『ソクラテスの弁明』におけるエレンコス― 坂本知宏 62
全面的な消滅としての死―死と人生の意味について考えるための序論― 板野史 80
良心現象における超越性の行方―ハイデッガーとボンヘッファーを手がかりに― 土井かおる 96
アリストテレス『形而上学』Θ巻第6章1048b18-35の位置づけをめぐって 茶谷直人 116
On Berief Ascription Rieko ASHIDA (1)

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第15号(1999年)

研究論文
現実の可能性(続)―社会的現実を可能にするものとは何か(社会哲学的素描Ⅱ) 松田毅 2
カント前批判期の哲学的方法論 手代木陽 54
ヘーゲル承認論の問題性と可能性 村上毅 70
翻訳
「個と一般」G. E. L. オーエン 浅野幸治・茶谷直人 82
研究論文
「何であるか」と「どのようなものであるか」―オーエン論文「個と一般」に寄せて― 眞方忠道 108
研究ノート
アリストテレス『詩学』における内在的目的論―『自然学』と『詩学』― 茶谷直人 122
書評
沖野政弘著『現代神学の動向―後期ハイデガーからモルトマンへ―』 喜田川信 138
研究論文
Hume on Moral Philosophy -Humean Moral Subjectivism Kiyoshi TSUJI (17)
Boolean Closure と随伴関係 河本孝之 (5)
その他
1999年度授業題目一覧
1997年度卒業論文・修士論文題目一覧
1998年度卒業論文・修士論文題目一覧

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第14号(1997年)

現代の倫理的状況―環境と生命の問題を手掛かりに― 山本道雄 2
研究論文
現実の可能性―社会的現実を可能にするものとは何か(社会哲学的素描I) 松田毅 18
数学における受容性の規準について 小川由夫 24
ニコライ・ハルトマンの人間観について―中― 松家次朗 35
差異の承認はなにを意味するのか?―テイラー「承認をめぐる政治」をめぐって― 村上毅 55
カント良心論の展開―その概念史的意義と限界― 土井かおる 69
R.M.ヘアの道徳哲学―[相手の立場に立つこと]について― 板野史 88
アゴラー
「カプリチョ」より 桂直久 99
京都・越前・淡路―徒然草を携えて 村上好 102
研究ノート
サモンの因果的説明の理論 森匡文 (1)
研究論文
イデア論生成の二つの論理―「相反する現われ」と「多の上に立つ一」― 浅野幸治 (13)
その他
1997年度講義一覧
1996年度卒業論文・修士論文題目一覧    

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第12・13合併号 向井守教授退官記念号(1995・1996年)

研究ノート
ジャン=リュック・マリオンの思索を巡って(2) 鈴木泉 6
研究論文
モルトマン神学の動向 沖野政弘 24
歴史と物語 栗原隆 42
ニコライ・ハルトマンの人間観について―上―
松家次郎 56
倫理的思考の可能性 川口東崇 74
家族的類似性について 羽地亮 84
「真実の精神」における承認概念の意味と限界 村上毅 (1)
ジンメルにおける文化論の二面性 川本格子 (13)
近代イギリス感情論における良心の概念 柘植尚則 (25)
『理性と道徳』におけるアラン・ゲワースの『類似的整合性原理』導出過程について 伊藤信之 (35)
「著者が自己自身を理解したよりも良く著者を理解すること」について(2) 外山和子 (49)
哲学ノート
ニーチェ哲学における体系性と「力への意志」 松野正淳 104
ディオニュソス像の変遷からみたニーチェの〈悲劇〉 藤本啓子 120
アゴラー
「カプリチョ」より 桂直久 138
加賀街道に謙信を訪ねて 村上好 142
向井先生に贈る   154

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第11号(1994年)

研究ノート
ジャン=リュック・マリオンの思索を巡って(1) 鈴木泉 2
研究論文
パスカルにおける護教論と時間の問題 吉永和加 55
「承認をめぐる闘争」の変貌―イェーナ期ヘーゲルの体系構想の過程における― 村上毅 65
翻訳
体育場に裸の老女 リーブ/浅野幸治 75
アゴラー
テュービンゲン大学に滞在して 沖野政弘 88
トリア滞在記 山本道雄 102
「カプリチョ」より 桂直久 107

第10号(1993年)

特別寄稿
解体思想の彼方 木内孝 2
研究論文
「自我」と「感覚与件」(下) 羽地亮 20
「著者が自己自身を理解したよりも良く著者を理解すること」について(1) 外山 和子 (15)
Degrees of Reality in Plato:PartⅠ Kozi Asano  
翻訳
クリスティアン・ヴォルフ「哲学一般に関する予備的叙説〈その二〉」 山本道雄・松家次朗 32
研究ノート
道徳とエゴイズム 藤本啓子 (43)
移行期対話篇としての『クリトン』 米澤茂 (26)
アゴラー
「カプリチョ」より 桂直久 50
お盆が近づくと 森本晃 53
魂の内なるハーモニー 水野恵理子 56

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第9号(1992年)

人間観をたずねて(三) ―哲学入門― 眞方忠道 2
研究論文
ドナガンの合理主義道徳理論 伊藤信之 (1)
イデアの範囲について―『パルメニデス』130b1-e4― 坂本知宏 (15)
経営イデオロギーとシンボリズム(1)―日本企業の場合― 石平 (27)
アゴラー
「カプリチョ」より 桂直久 16
テュービンゲン大学へ留学して 沖野政弘 19
魂の内なるハーモニー 水野恵理子 23
シンガポール便り 小城敬三 44

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第8号(1991年)

人間観をたずねて(二) ―哲学入門― 眞方忠道 2
研究論文
「自我」と「感覚与件」(上)―中期ウィトゲンシュタインのテクストを中心として― 羽地亮 20
カント定言命法の諸相―適法性と道徳性― 柘植尚則 (1)
知の陥穽―ベルグソンに於けるゼノンのパラドクス批判の意味について― 松家次朗 (11)
Frege's Puzzle of Cognitive Value 芦田利恵子 (23)
モラルディレンマと合理主義道徳理論 伊藤信之 (36)
アゴラー
「カプリチョ」より 桂直久 34
解釈者の消えたところからテクストは語る―『ヘーゲル事典』の存立機制をめぐって― 栗原隆 38
ケンブリッジの印象 森匡史 42

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第7号(1990年)

人間観をたずねて(一) ―哲学入門― 眞方忠道 2
研究論文
シェリングの人間観をめぐって―『自由論』以後の展開― 川口晃 12
On Frege's Concept 芦田利恵子 (1)
研究ノート
オッカムの代表の分類について 小柳茂美 20
翻訳
クリスティアン・ヴォルフ「哲学一般に関する予備的叙説〈その一〉」 山本道雄・松家次朗 46
アゴラー
「カプリチョ」より 桂直久 48
山とニーチェ哲学 松野正淳 51
私の教科書作り 水野恵理子 55
清水先生の古稀を祝す   58

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第6号 三田博雄先生を偲ぶ(1989年)

三田博雄教授略歴ならびに著作目録   2
研究論文
ゼノンとソクラテス―プラトンの対話篇『パルメニデス』127d-129d― 坂本知宏 46
シェリングの『自由論』―主体化の原理としての自由― 川口晃 55
「芸術家の形而上学」試論―ニーチェの言語認識批判と「美」の生成について― 中川慎二 65
フレーゲ意味論における「言語理解」の問題について 芦田利恵子 75
研究ノート
ベルグソン研究ノート―「実在(la realite)」をめぐって― 松家次朗 85

第5号(1988年)

再読 田口先生のヴィットゲンシュタイン
田口先生の「ヴィットゲンシュタインの哲学」について 伊藤邦武 2
ヴィットゲンシュタインの哲学 田口寛治 7
モラリスト、田口寛治さんを偲ぶ 陸井四郎 62
研究論文
意味と真理―デイヴィドソンの言語哲学― 伊藤邦武 67
『エウテュプロン』におけるソクラテスの探求 坂本知宏 84
アゴラー
「ふくろう通信」より 三田博雄 96
戦後における関西のオペラ活動の流れ―昭和二十四年から五十三年まで― 桂直久 100
再訪 小城敬三 104

第4号 井上庄七教授追悼号(1987年)

追悼 井上庄七教授 文学部文集刊行会編 1
研究論文
存在論的様相論とレアールなものの「幅」あるいは生成の様相構造 松家次郎 150
ケプラーにおける太陽中心説の新たな展開について 西敬尚 162
『アンリ・ブリュラールの生涯』視角化の構造 岩本和子 175
レトリックの変容 後藤尚人 190

第3号 田口寛治教授退官記念号(1986年)

田口寛治教授退官記念特集
田口寛治教授 研究年譜   1
田口先生の哲学 山本道雄 4
田口寛治君との交友 清水正徳 19
田口さんとのかかわり 井上庄七 26
深遠を包む哲学者 田口寛治先生 倉沢行弘 29
ロゴスとパトス 水野和久 33
田口先生の想い出 松家(竹内)理恵 35
研究論文
アインシュタインと量子論 森匡史 39
『自由と理性』におけるヘアの普遍化可能性の概念 伊藤信之 52
アウグスト・ベックの解釈学について―シュライエル・マッハーの一般的解釈学の新局面― 外山和子 65
哲学的方法としてのカテゴリー分析―Nicolai Hrtmannに於ける― 松家次朗 78
カルダーノ De Uno 『一について』 榎本恵美子 95
スタンダールの小説における<主観的レアリスム>」 岩本和子 111
アゴラー
図書館利用の今昔 植村正義 1285
K・ビューラー『言語理論』の翻訳を終えて 上田康成 130
笹船が非情の大河を下る時―加藤尚武教授の『バイオエシックスとは何か』に接し― 栗原隆 133
二ヶ月間のアメリカ研修を終えて 北田加名恵 136

第2号 井上庄七教授追悼号(1985年)

解釈学の運命―シュライエルマッヘルからディルタイヘ― 向井守 1
ヒューム政治・社会思想の基礎―その経験論が提示する人問像― 村田久行 15
数学における受容性の規準について 小川由夫 24
『存在と無』における対人恐怖的人間像 伊藤信之 34
シュライエルマッハーの一般的解釈学の成立とその構造 外山和子 46
訃報
橋本峰雄教授略歴ならびに主要著書・論文目録   64
巨大な仮想読者 池上洵一 68
アゴラー
「ふくろう通信」より 三田博雄 70
村の葬式 森本晃 74
私の教科書作り 中野景子 76
暁に消えた同一性 どこから来て、どこへ行く 栗原隆 78
音楽についての雑感 水野恵理子 84
特別寄稿
私の回想―最終講義(1984・1・25)の内容― 清水正徳 87

創刊号 清水正徳教授退官記念号(1984年)

清水正徳教授 研究年譜   1
モルトマンの十字架の神学の展開―その三位一体論について― 沖野政弘 3
ヘーゲルにおける経験と言語 山本道雄 22
近代科学と弁証法 禾几文栄 35
自我と時間―超越論的現象学の極限― 魚住洋一 45
人間的自由と悪 高木麻楠 57
連関と循環―へーゲルにあって「現象する知の叙述」を支えるもの― 栗原隆 66
労働と所有 服部正喜 77
リッカートの価値論と哲学の課題 藪田正喜 90
清水先生を語る   102

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