「問い」を立てること(2018.05.01)

 5月1日(火)は御影高校での実習の2回目です。この日の課題は各班の研究テーマを確定すること。班ごとのディスカッションに高校、大学の教員も加わって議論をしました。

 















 研究の出発は「問い」を立てることだとされます。研究の出発点となる「問い」は、私たちが日常抱く疑問と同じではありません。しかし、疑問を抱くことなしに研究の「問い」を見つけることができないことをも事実です。


 すべてのものには理由があります。私たちひとりひとりが、いまこの場所でこのように生きていることにも理由があります。そうした理由を「なぜ?」という疑問を繰り返しぶつけてゆくことによって突き詰めてゆく営みが、結局のところ研究の手がかりを得るためには不可欠です。

 「なぜ?」を繰り返し理由を突き詰めてゆく作業には、しかし知識、経験、そして論理的な思考力が必要となります。思い込みを相対化し、新しい「問い」の発見につながる「なぜ?」を大切にしてほしいと思います。(河島)

2018年05月07日