地域センターでは、毎年の年度末、主に県内自治体の文化財担当者、博物館等の学芸員、市民・NGO団体、そして大学関係者等を招き、歴史遺産をめぐる地域連携協議会(カンファレンス)を開いています。これは県内各地や各分野での取組や活動の情報交換をはかり、歴史遺産の保存・活用のためのネットワーク作りを進めるために開いています。
これまで県内の自治体関係者が一堂に会するような協議会は、しばしば開かれていたと聞きます。しかしそれだけでなく、市民団体の代表者と大学関係者も同じ席につき、ともに議論する機会はなかったと思われます。この点でこの協議会は、官学民の関係者がお互いの考え方や事業内容を知り、その後、具体的な相互協力関係を構築していく上で貴重な場にもなっています。