日時 | 2024年1月21日(日)13:00 ~ 17:00 |
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場所 | 神戸大学瀧川記念学術交流会館 |
主催 | 神戸大学大学院人文学研究科、同地域連携センター |
共催 |
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2024年1月21日、神戸大学瀧川記念学術交流会館において、第22回歴史文化をめぐる地域連携協議会を開催した。今回のテーマは「地域歴史遺産を取り巻く多様な取り組み一文化財保存活用地域計画を足がかりにしてー」であった。前半の事例報告では、福崎町・小野市・加西市の自治体職員の方が登壇し、各地域での取り組みについて報告いただいた。後半の総合討論では、文化財保存活用地域計画やそこで扱われる文化財について、また実際に地域計画に携わったコンサルタントや、委員として作成に関わった側からの発言もあるなど、活発な議論が交わされた。
本年度も午後からの開催であったが、前回よりも交流タイムを長めに設定し、参加者同士の交流の時間が十分にとれるようにした。
以下、当日の報告・討論の内容を掲載する。
13:00 | 事務連絡 |
13:05 | 開会あいさつ 奥村弘(神戸大学理事・副学長) |
13:15 | 主催者挨拶 長坂一郎(神戸大学大学院 人文学研究科長) |
13:25 | 問題提起 井上 舞(神戸大学大学院人文 学研究科) |
13:45 | 報告1 長谷川幸子(福崎町教育委員会) 「文化財保存活用地域計画の作成-福崎町の現状と取組-」 |
14:15 | 休憩 |
14:30 | 報告2 山本原也(小野市好古館)「” 三方よし ” の文化財調査の試み」 |
15:00 | 報告3 萩原康仁(加西市地域部観光課) 「「0かけ算」を「かけ合わせ」で1に- かけ合わせで増やす文化遺産関係人口 -」 |
15:30 | 休憩・交流会 |
16:00 | 全体討論 |
17:00 | 閉会 |
この協議会の内容については、神戸大学学術成果リポジトリKernel掲載の報告書をご覧ください。
日時 | 2023年11月21日(土)13:00~~17:00 |
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場所 | 神戸大学瀧川記念学術交流会館 |
参加者数 | 80名 |
登壇者 |
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主催 | 神戸大学大学院人文学研究科、同地域連携センター |
共催 |
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2023年1月21日、神戸大学瀧川記念学術交流会館において、第21回歴史文化をめぐる地域連携協議会を開催した。今回のテーマは「自治体史編さんの現在一参加と活用の新しい取り組み一」であった。前半の事例報告では、尼崎市・三木市・丹波篠山市・大阪府茨木市の自治体職員の方をお招きし、編さん後の自治体史の活用や、地域住民と協働した編さん事業、また編さん後の史料活用について報告いただいた。その後、これまで多くの自治体史編さんに携わった、人文学研究科教授の奥村弘より、自身の経験を踏まえつつ、
各報告へのコメントがあった。
後半の総合討論では、編さん時の体制や史料の活用についてなど、参加者から多くの質問や意見、 感想があった。また、報告者間での意見交換もあるなど、活発な議論が交わされた。
第19回・20回の協議会は、コロナ禍のためはオンライン開催であったが、今回は久しぶりの対面での開催となった。感染症予防の観点から、
時間は午後からのみとした。今回は休憩時間も少なく、参加者同士の交流の時間を十分に持つことができなかったが、次年度以降、状況を見ながら徐々に以前の形に戻していきたい。
以下、当日の報告・討論の内容を掲載する。
13:00 | 事務連絡 |
13:05 | 主催者挨拶 長坂 一郎(神戸大学大学院人文学研究科長) |
13:10 | 問題提起 井上 舞(神戸大学大学院人文学研究科) |
13:20 | 報告1 中村 光夫(元尼崎市立地域研究史料館職員)「『尼崎市史』を読む会の20年について」 |
13:40 | 報告2 河野 未央(尼崎市立歴史博物館あまがさきアーカイブズ)「『たどる調べる尼崎の歴史』の活用」 |
14:00 | 休憩 |
14:10 | 報告3 廣井 愛邦(三木市総務部市史編さん室)「三木市史編さん事業における地域編の取組みについて」 |
14:35 | 報告4 成田 雅俊(丹波篠山市教育委員会)「丹波篠山市史編さんの現状と今後について」 |
15:00 | 報告5 高橋 伸拓(茨木市立文化財資料館)「自治体史編さん後の収集資料の活用―茨木市立文化財資料館 郷土史料室の事例―」 |
15:25 | 休憩 |
15:45 | コメント 奥村 弘(神戸大学大学院人文学研究科/神戸大学理事・副学長) |
16:10 | 全体討論 |
17:00 | 閉会挨拶 市澤 哲(神戸大学大学院人文学研究科) |
この協議会の内容については、神戸大学学術成果リポジトリKernel掲載の報告書をご覧ください。
日時 | 2022年1月29日(土)13:00 ~ 17:00 |
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場所 | オンライン開催 |
参加者数 | 100名 |
登壇者 |
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主催 | 神戸大学大学院人文学研究科、同地域連携センター |
共催 |
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2022年1月19日 第20回歴史文化をめぐる地域連携協議会を開催した。本年度のテーマは「地域歴史遺産をめぐる「つながり」一大学・ 住民・自治体連携の20年一」であった。当初、
本協議会は対面での開催を予定していたが、直前の新型コロナの急激な感染拡大を受け、オンライン開催に切り替えた。昨年度の協議会では報告者の方のみ会場に来ていただき、報告を配信する形であったが、今回は報告者についてもそれぞれの職場や自宅から参加していただいた。また、今年度も午後のみの開催とした。当日の参加者は23
機関 40名であった。ただし、昨年度と同様に、 ひとつのパソコンを囲んで皆で視聴された地域団体の方もあったようで、実際の参加者はもう少し多かったとみられる。
今回の協議会では、テーマに即して、長年地域連携事業にご協力頂いている地域(民間団体)、
自治体、大学関係者に登壇いただき、地域連携事業の成果と課題について報告いただいた。その後、全体討論が行われた。当日の報告・討論の内容は、以下に掲載する。また、当日の配付資料については、神戸大学学術成果リポジトリに掲載予定である。
13:00~13:05 | 事務連絡 |
13:05~13:10 | 開会挨拶 奥村弘(神戸大学理事・副学長) |
13:10~13:15 | 主催者挨拶 長坂一郎(神戸大学大学院 人文学研究科長) |
13:15~13:30 | 趣旨説明 井上舞(神戸大学大学院 人文学研究科) |
13:30~14:10 | 報告1 大国正美(神戸深江生活文化史料館)「歴史文化をめぐる地域連携協議会の成果と課題」 |
14:10~14:20 | 休憩 |
14:20~14:50 | 報告2 徳原由紀子(丹波市教育委員会)「丹波市での地域連携~これまでと今後の課題」 |
14:50~15:20 | 報告3 大槻守(香寺町史研究室) 「『村の記憶』を書き継ぐために」 |
15:20~16:00 | 報告4 木村修二(神戸大学大学院 人文学研究科)「地域連携センターの20年」 |
16:00~16:10 | 休憩 |
16:10~16:55 | 全体討論 司会:市沢哲(神戸大学大学院人文学研究科) |
16:55~17:00 | 閉会挨拶 市沢哲 |
この協議会の内容については、神戸大学学術成果リポジトリKernel掲載の報告書をご覧ください。
日時 | 2020年12月19日(土)13:00~17:00 |
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場所 | オンライン開催 |
参加者数 | 200名 |
主催 | 神戸大学大学院人文学研究科、同地域連携センター |
共催 |
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2020年12月19日(土)、第19回歴史文化をめぐる地域連携協議会が開催された。本年度のテーマは「古文書を読む、楽しむ、活かすーコロナ禍の中で考えるー」とした。また、今回の協議会は、zoomを用いたオンライン開催となった。
人文学研究科主催の本協議会は、同地域連携センターの1年間の活動を総括する目的で開かれている。例年の協議会では、午前中に第1部と
-して各地域の活動報告、午後より第2部としてテーマに即した報告、第3部として全体討論という構成をとっている。しかし本年は、初のオンライン開催であることを鑑み、午後からのテーマ報告・協議のみとし、また参加者の負担を考慮して、全体の構成を4部制とし、こまめな休憩が取れるようにした。
第1部は「楽しく読む、楽しく続ける」、第2部では「読む楽しみ、活かす楽しみ」として、各地で古文書に関する活動に取り組んでおられる諸団体の方より、報告いただいた。第3部は「コロナ禍の中で考えるーオンラインを利用した活動一」として、地域連携センターの事業である、まちづくり地域歴史遺産活用講座オプションプログラムの古文書初級講座と、神戸大学近世地域史研究会より、オンラインを利用した新たな活動形態について報告があった。第4部の全体討論では、
特にコロナ禍における活動の変化や、活動を停滞させずに継続していく工夫などについて議論が集中した。
オンライン開催にあたっては、zoomでの参加方法を示したマニュアルを作成して申込者に送付したほか、参加に不安がある申込者に対しては事前に接続テストを行った。このため、当日は、申込者ほぼ全員が大きなトラブルなく参加することができた。また、今回はセンター関係者および報告者のみ会場に集まり、一般参加者はオンラインで参加する、いわゆるハイブリッド方式を採った。
機材の関係で声が聞き取りにくい、ハウリングが起こる、などのトラブルもあったものの、概ね円滑に進行することができた。
これまで地域連携協議会は、会場で参加者たちが顔を合わせ、交流することをひとつの目的としていた。今回のオンライン開催では、それが叶わなかったことが残念であった。しかし、来場することが難しい高齢の方や、県外在住の方の参加が増えたという利点もあった。
当日の参加は39機関89名であった。ひとつのアカウントの前で複数人が集まって視聴されていた地域団体もあったようで、実際の参加者はこれよりも多かったとみてよい。
なお本協議会は、兵庫県教育委員会との共催で開催された。また、協定に基づく人間文化研究機構と東北大学との連携による「歴史資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」、科学研究費助成事業・特別推進研究「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」の一環としても開催された。
以下、当日の記録を掲載する。当日配布された予稿集については神戸大学学術成果リポジトリに掲載されているので参照されたい。
13:00 | 開会挨拶 品田裕(神戸大学理事/副学長) |
13:05 | 主催者挨拶 奥村弘(神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター長) |
13:10 | 問題提起 井上 舞(神戸大学大学院人文学研究科特命助教) |
13:20 | 第1部 楽しく読む、楽しく続ける 報告1 歌井昭夫(高砂古文書の会)「地域の古文書を読んで30 年」 |
13:40 | 報告2 大下朋子(猪名川古文書を楽しむ会)「猪名川古文書を楽しむ会の活動」 |
14:00 | 休憩 |
14:10 | 第2部 読む楽しみ、活かす楽しみ 報告3 乾文男(宝塚の古文書を読む会)「宝塚の古文書を読む会の活動状況」 |
14:30 | 報告4 南田濶(平野歴史民俗研究会)「三輪執斎、土橋友直帰郷を送る文」と過ごした228日~活字史料による郷土史研究会の活動報告~」 |
14:50 | 休憩 |
15:00 | 第3 部コロナ禍の中で考える一オンラインを利用した活動 報告5 志賀蓮子(神戸大学近世地域史研究会)、室山京子(神戸大学非常勤講師) 「市民とともに学ぶということ一神戸大学近世地域史研究会活動紹介ー」 |
15:20 | 報告6 河島裕子(尼崎市立歴史博物館)、横山朋子(神戸大学大学院人文学研究科事務補佐員) 「オンラインを利用した古文書初級講座」 |
15:40 | 休憩 |
15:50〜17:00 | 第4部 コメント・全体討論 コメント 木村修二(神戸大学大学院人文学研究科 特命講師) 討論司会 奥村弘 |
この協議会の内容については、神戸大学学術成果リポジトリKernel掲載の報告書をご覧ください。
日時 | 2020年2月2日(日)11:00~17:00 |
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場所 | 神戸大学瀧川記念学術交流会館 |
参加者数 | 70名 |
主催 | 神戸大学大学院人文学研究科、同地域連携センター |
共催 |
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2020年2月2日(日)、神戸大学瀧川記念学術交流会館において、第18回歴史文化をめぐる地域連携協議会が開催された。今年度のテーマは
「地域歴史遺産を未来につなぐー阪神・淡路大震災と、地域の取り組みから考えるー」とした。
人文学研究科主催の本協議会は、同研究科地域連携センターの1年間の活動を総括する目的で開かれている。今年度は、地域歴史遺産の継承の問題を取り上げた。午前中の第1部では、地域での活動報告として、2名の方にご報告いただいた。午後からの第2部では、協議会のテーマに沿って、阪神・淡路大震災以降、震災資料の保全・活用に携わっている本学教員2名と、兵庫県美方郡香美町、および姫路市香寺町で地域歴史遺産の継承に取り組む2名より報告いただいた。その後、
第3部で全体討論を行った。
全体討論では、震災資料の継承や公開のあり方、 地域歴史遺産を残していくための地域の関わり方など、全体を通して活発な意見が交わされた。
なお本協議会は、兵庫県教育委員会との共催で開催された。また、平成27年度文部科学省「地(知)
の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の採択事業である、「地域創生に応える実践力養成ひょうご神戸プラットフォーム」、および協定に基づく人間文化研究機構と東北大学との連携による「歴史資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」、科学研究費助成事業・特別推進研究「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」の一環としても開催された。当日の参加は48機関86名であった。
以下、当日の記録を掲載する。当日配布された予稿集については神戸大学学術成果リポジトリに掲載されているので参照されたい。
11:00 | 開会挨拶 品田裕(神戸大学理事/副学長) |
11:05 | 開催趣旨 奥村弘(神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター長) |
11:20 | 第1部 活動報告 活動報告1 内田 雅夫(住吉歴史資料館)「住吉歷史資料館の活動一変質するだんじり祭を見て25年前の震災復興を思うー」 |
11:40 | 活動報告2 河野克人(丹波篠山市立中央公民館)「地域のお宝をどうすればよいか一地元に残る古文書を題材としてー」 |
12:00 | 質疑応答 |
12:10 | 昼食・交流会 |
13:10 | 第2部 テーマ協議「地域歴史遺産を未来につなぐために ー阪神・淡路大震災と、地域の取り組みか考えるー」 問題提起 井上舞(神戸大学大学院人文学研究科) |
13:15 | 報告1 佐々木和子(神戸大学連携推進室)「阪神・淡路大震災を残すために」 |
13:40 | 報告2 吉川 圭太(神戸大学大学院人文学研究科)「阪神・淡路大震災の記憶を歴史としてつなぐために」 |
14:05 | 休憩 |
14:15 | 報告3 石松崇(香美町教育委員会)「地域の記憶をつなぐために一香美町無住化集落の場合一」 |
14:40 | 報告4 大槻守(香寺町史研究室)「地域の歴史を伝える一中学校と連携して―」 |
15:05 | コメント 白水智(中央学院大学法学部/地域資料保全有志の会) |
15:30 | 休憩・交流会 |
15:50~17:00 | 第3部 テーマ協議 討論 司会:奥村弘 |
17:30~19:30 | 情報交換会 |
この協議会の内容については、神戸大学学術成果リポジトリKernel掲載の報告書をご覧ください。
日時 | 2019年2月3日(日)11:00~17:00 |
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場所 | 神戸大学瀧川記念学術交流会館 |
参加者数 | 70名 |
主催 | 神戸大学大学院人文学研究科、同地域連携センター |
共催 |
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2019年2月3日、神戸大学滝川記念学術交流会館において、第17回歴史文化をめぐる地域連携協議会が開催された。今年度のテーマとして「地域歴史遺産の〈活用〉を問いなおす―地域資料館の可能性一」を掲げた。当日は64機関98名の参加を得た。
人文学研究科主催の本協議会は、同研究科地域連携センターの1年間の活動を総括する目的で開かれている。今年は、地域連携センターの活動における主要キーワードである「活用」を取り上げた。午前中の第1部では、地域での活動報告として2名の方にご報告いただいた。午後からの第2部では、尼崎市立地域研究史料館の関係者を中心に、民・官・学それぞれの立場から報告いただいた。その後、第3部において全体討論を行った。
全体討論では、尼崎市域における具体的な活動方法についての質問が出たほか、
資料館がない地域や人口減少が著しい農村部で地域歴史遺産を保全・活用するためにはどうすればよいか、などといった意見がフロアより寄せられ、会場全体で活発な意見が交わされた。
なお本協議会は、兵庫県教育委員会との共催であった。また、平成27年度文部科学省「地(知) の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」
の採択事業である、「地域創生に応える実践力養成ひょうご神戸プラットフォーム」、および協定に基づく人間文化研究機構と東北大学との連携による「歴史資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」の一環としても開催された。
以下、当日の記録を掲載する。当日配布された予稿集については神戸大学学術成果リポジトリに掲載されているので参照されたい。なお、コメントについては、協議会後に改めて文章化していただいた。
11:00 | 開会挨拶 内田一徳(神戸大学理事/副学長) |
11:05 | 主催者挨拶・趣旨説明 奥村弘(神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター長) |
11:20 | 第1部 活動報告 活動報告1 藤田均([三木市] よかわ歴史サークル代表) 「よかわ歴史サークルの活動について」 |
11:40 | 活動報告2 波多野富則([朝来市] 金浦区自治会) 「わが故郷の記録 『金浦の歩み』作成の取り組みについて |
12:00 | 質疑応答 |
12:10 | 昼食・交流会 |
13:10 | 第2部 協議会「地域歴史遺産の〈活用〉を問い直す ー地域資料館の可能性ー」 問題提起 井上舞(神戸大学大学院人文学研究科特命助教) |
13:15 | 基調報告 辻川敦(尼崎市立地域研究史料館館長) 「歴史分野における公的セクターの、地域社会· 市民社会へのコミットメントー尼崎の事例から一」 |
13:55 | 報告1 武田壽夫(尼崎市立地域研究史料館ボランティア) 「週2日の史料館詣でーデジタル化作業の経験からー」 |
14:15 | 休憩 |
14:20 | 報告2 若狭健作(尼崎南部再生研究室) 「歴史文化を面白がり共感を生むために」 |
14:40 | 報告3 大江篤(園田学園女子大学教授)「尼崎市立地域研究史料館と大学一地域を志向した教育・研究一」 |
15:00 | コメント 村野正景(京都文化博物館学芸員) |
15:20 | 休憩・交流会 |
15:30 | 第3部 全体討論 討論司会:奥村弘 |
15:40~17:00 | 討論 司会:奥村弘 |
17:30~19:30 | 情報交換会(瀧川記念学術交流会館1階食堂 /会費制) |
この協議会の内容については、神戸大学学術成果リポジトリKernel掲載の報告書をご覧ください。
日時 | 2018年1月28日(日)11:00~17:00 |
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場所 | 神戸大学瀧川記念学術交流会館 |
参加者数 | 70名 |
主催 | 神戸大学大学院人文学研究科、同地域連携センター |
共催 |
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人文学研究科地域連携センターでは、立ち上げ当初から、各年度の終わりにあたり、その年の諸活動を総括することを主眼として、歴史文化をめぐる地域連携協議会を開催してきた。この協議会では、兵庫県内を中心に、自治体職員や大学関係者、地域活動を行っている市民グループ関係者などに呼びかけ、地域歴史遺産の保全や活用などをめぐり、毎年テーマを決めて議論している。
16回目となる今回は、瀧川記念学術交流会館 2階大会議室を会場に、「住民主体の〈地域史づくり〉一平成大合併後の状況の中でー」というテーマをたて、人文学研究科および当センターが主催、
兵庫県教育委員会およびCOC+ ひょうご神戸プラットフォーム協議会、科学研究費基盤研究S「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立――東日本大震災を踏まえて」研究グループ (研究代表者・
奥村弘)の共催として開催した。
今年度のテーマの趣旨については、後述の趣旨文に譲ることとし、ここでは当日の進行の状況などを報告する。なお、各報告は報告者執筆による要旨を掲載するが、冒頭の挨拶および質疑応答は、
当日の音声採録を後掲するので、そちらを参照していただきたい。
まず、会の冒頭では、内田一徳・本学理事/副学長より開会の挨拶があった。続いて所用のためやむなく欠席となった増本浩子・人文学研究科長
/地域連携センター長に代わり、市沢哲・人文学研究科副研究科長が主催者挨拶文の代読を行った。さらに奥村弘・地域連携推進室長より地域連携センターと協議会についての趣旨説明があった。
午前中に行われた第1部の活動報告では、山内順子氏([丹波市] 竹田地区歴史資料室研究員) による「地域史講座「歴楽」の取り組みについて」、 藤井保雄氏([朝来市]
竹田城跡保存会会長)による「竹田城跡保存会の活動について」、上谷昭夫氏(鶉野平和祈念の碑苑保存会)による「鶉野飛行場の跡地をめぐる活動について」、以上三本の報告がなされた。昼休憩の時間には、同会館1
階ロビーにおいて、参加者交流会を兼ねた兵庫県内各地諸団体の活動紹介や刊行物展示会が行われた。
午後からの第2部協議会では、まず木村修二(本学大学院人文学研究科特命講師/COC+「歴史と文化」領域コーディネーター)によって本協議会のテーマ趣旨説明が行われたあと、森下徹氏(和泉市教育委員会)
による「和泉市史における合同調査と地域叙述編」、西村慎太郎氏(人間文化研究機構国文学研究資料館准教授)による「地域史づくりの射程一原子力災害とダム建設一」、前田結城(神戸大学大学院人文学研究科学術研究員)
より「「棚原モデル」の展開と課題」、松岡弘之氏 (尼崎市立地域研究史料館)による「「学ぶ」 市史から「調べる」
市史へ―『たどる調べる尼崎の歴史』をめぐって一」という四本の報告と、大槻守氏(香寺町史研究室主宰) から「香寺歴史研究会の活動」、竹本敬市氏(佐用郡地域史研究会会長)
から「佐用郡地域史研究会の活動について」と題したコメントがそれぞれなされた。
休憩を挟んで全体討論がおこなわれた。報告・ コメントを通して、いまなぜ
〈地域史づくり〉がなされるのかの一定の回答として、地域が消滅するかもしれないという極限的な危機のなかで、将来に生まれ生きる子孫のために今記録を残さねばならないという使命感に基づくことが確認された。議論は、事前に提出された質問用紙への回答を基軸に進められ、最後に全報告者からのコメントと、奥村からの総括コメントで締めくくられた。
協議会の後には情報交換会が開かれ、リラックスした雰囲気の中での交流がみられた。
参加者は、48団体94名だった。参加者アンケートによる感想では、おおむね参考になったという意見が多かった。これは、〈地域史づくり〉を計画している人やグループからの参加があり、関心をもって協議会に臨まれたことを示すといえようが、議論が総括的だったのでより具体的な話も聞きたかったという趣旨の感想もみられた。また、
感想としてしばしばみられたのは、後継者の問題が課題であるという意見で、活動自体の継続をいかになすべきかという点をふくめ、多くの地域史づくりを行っているグループで共通して抱える問題といえる。また、自治体史誌や博物館、企業などで調査されたデータがエンドユーザーである市民へ公開、利用がなされないまま「死蔵」されている資料が多いことが課題とされる意見もあった。時間不足により、多くの課題を議論の俎上に十分載せきれなかった点に不満を持たれた方も多かった。報告数やテーマ設定を含め、今後の課題としたい。
なお、当日配布した図版データは本報告書には掲載していないが、当日配布した予稿集を神戸大学学術成果リポジトリに掲載する予定なのでそちらも参照していただきたい。
11:00 | 開会挨拶 内田一徳(神戸大学理事/副学長) |
11:05 | 主催者挨拶 増本浩子(神戸大学大学院人文学研究科長/地域連携センター長) 代読・市沢哲(神戸大学大学院人文学研究科副研究科長) |
11:10 | 主旨説明 奥村弘(神戸大学地域連携推進室長/神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター副センター長) |
11:20 | 第1部 活動報告 活動報告1 山内順子([丹波市]竹田地区歴史資料室研究員) 「地域史講座「歴楽」の取り組みについて」 |
11:35 | 活動報告2 藤井保雄([朝来市]竹田城跡保存会会長) 「竹田城跡保存会の活動について」 |
11:50 | 活動報告3 上谷昭夫(鶉野平和祈念の碑苑保存会) 「朝野飛行場の跡地をめぐる活動について」 |
12:05 | 質疑応答 |
12:10 | 昼食・交流会 |
13:10 | 第2部 協議会「住民全体の〈地域史づくり〉 ー平成大合併後の状況の中でー」 テーマ趣旨説明 木村修二(神戸大学大学院人文学研究科特命講師) |
13:15 | 報告1 森下徹(和泉市教育委員会) 「和泉市史における合同調査と地域叙述編」 |
13:35 | 報告2 西村慎太郎(人間文化研究機構国文学研究資料館准教授) 「地域史づくりの射程一原子力災害とダム建設 |
14:05 | 休憩 |
14:10 | 報告3 前田結城(神戸大学大学院人文学研究科学術研究員) 「棚原モデル」の展開と課題」 |
14:30 | 報告4 松岡弘之(尼崎市立地域研究史料館) 「「学ぶ」市史から「調べる」 市史へ―『たどる調べる尼崎の歴史」をめぐって―」 |
14:50 | コメント1 大槻守(香寺町史研究室主宰)「香寺歴史研究会の活動」 |
15:00 | コメント2 竹本敬市(佐用郡地域史研究会会長) 「佐用郡地域史研究会の活動について」 |
15:10 | 休憩・交流会 |
15:40 | 第3部 全体討論 討論 司会:川内淳史 |
17:30~19:30 | 情報交換会(瀧川会館1階/会費制) |
この協議会の内容については、神戸大学学術成果リポジトリKernel掲載の報告書をご覧ください。
日時 | 2017年1月29日(日)11:00~17:00 |
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場所 | 神戸大学瀧川記念学術交流会館 |
参加者数 | 70名 |
主催 | 神戸大学大学院人文学研究科、同地域連携センター |
共催 |
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人文学研究科地域連携センターでは、立ち上げ当初から、各年度の終わりにあたり、その年の諸活動を総括する意味から、歴史文化をめぐる地域連携協議会を開催してきた。この協議会では、兵庫県内を中心に、自治体職員や大学関係者、地域活動を行っている市民グループ関係者などに呼びかけ、地域歴史遺産の保全や活用などをめぐり、
毎年テーマを決めて議論している。
15回目となる今回は、瀧川記念学術交流会館2階大会議室を会場に、「地域歴史文化をめぐる 〈場〉 一つながりを生み出す環境づくりー」というテーマをたて、
人文学研究科および当センターが主催、兵庫県教育委員会およびCOC+
ひょうご神戸プラットフォーム協議会、科学研究費基盤研究S「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立――東日本大震災を踏まえて」研究グループ(研究代表者・奥村弘)の共催として開催した。
今年度のテーマの趣旨については、後述の木村修二による「問題の所在」 (8頁)に譲ることとし、 ここでは当日の進行の状況などを報告する。なお、
各報告は報告者執筆による要旨、冒頭の挨拶および質疑応答は、当日の音声採録を後掲するので、 そちらを参照していただきたい。
まず、会の冒頭では、内田一徳・本学理事/副学長より開会の挨拶があり、続いて増本浩子・人文学研究科長/地域連携センター長より主催者挨
、さらに奥村弘・地域連携推進室長より協議会の主旨説明があった。
午前中に行われた第1部の活動報告では、伊藤導三氏(氷上古文書同好会代表世話人)による
「氷上古文書同好会の活動の経緯一結成から区有文書目録の完成まで一」、および中島雄二氏(朝来市役所生野支所地域振興課参事/生野書院副館長)による「歴史遺産を活かしたまちづくり一生野公民館の事業からー」の2報告がなされ、報告後には質疑応答がなされた。
昼休憩の時間には、同会館1階ロビーにおいて、 参加者交流会を兼ねた兵庫県内各地諸団体の活動紹介や刊行物展示会が行われた。
午後からの第2部協議会では、まず木村修二(本学大学院人文学研究科特命講師/COC+
「歴史と文化」領域コーディネーター)による本協議会のテーマへ寄せた問題提起の後、石野律子氏(神奈川大学日本常民文化研究所客員研究員/地域史料保全有志の会副代表)による「村が経糸、会が緯糸となって織り成す栄村歴史文化館」、進藤輝司氏(三木古文書研究会会員)による「襖下張り文書の解読と市史編さんボランティア」と川内淳史
(本学大学院人文学研究科特命講師)による関連コメント「自治体史編さんという 〈場〉
一三木市における地域活動と歴史文化一」、井上舞(本学大学院人文学研究科研究員)による「生野書院という〈場〉での古文書整理」、大津留厚(本学大学院人文学研究科教授)による「青野原俘虜収容所研究と地域社会―15年目の総括一」という報告がそれぞれ行われた。
休憩を挟んで全体討論が行われた。詳細は別掲に譲るが、ここでは地域歴史をめぐる文化活動が社会教育施設などの空間としての〈場〉において、
地域活動を担う人々の集まりによって展開している状況が確認される一方、古文書整理や解読などの作業に地域住民が携わることに対して無報酬のボランティアか報酬の支払いを伴うべきかなどの問題などがフロアから提起されるなど、活発な議論が交わされた。
協議会の後には情報交換会が開かれ、リラックスした雰囲気の中での交流がみられた。
参加者は、49団体99名。参加者アンケートによる感想では、各報告によって各地で出発点は異なっていてもさまざまな努力・工夫・苦労をし、
それぞれが個性的な〈場〉を構築していることがわかったという意見を中心に、「〈場〉をつくること、活かすこと、そのための具体的なスキルや考え方を改めて学ぶことができた」(史料館職員)
や「(今回の構成が)大学・自治体職員・市民の三者からそれぞれの立場の報告を聞けて、バランスのよい配置になっている」(大学教員)といった高評価をいただいた一方、「アカデミーとしての大学が(研究のオートノミー〉として十分に機能してしてるかどうかが見られない」
(博物館職員)といった厳しい意見もあった。大学への要望としては、「旅費等の問題もあるが、各地の〈場〉 に参加している地域の方にも出席して欲しい」
(地域団体関係者)や、「大字誌編纂の専門的な部分にホットラインとしてアドバイスが欲しい」(地域学習グループ関係者)、「いろんなグループの取り組みの内容や過程についての意見交換の場があればいい」(自治体職員)といった意見がみられた。
当日配布した図版データは本報告書には掲載していないが、神戸大学学術成果レポジトリを参照していただきたい (「第15回歴史文化 予稿集」で検索)。
なお司会進行は、木村修二(人文学研究科特命講師)と前田結城(人文学研究科学術研究員)が務めた。
11:00~11:05 | 開会挨拶 内田一徳(神戸大学理事/副学長) |
11:05~11:10 | 主催者挨拶 増本浩子(神戸大学大学院人文学研究科長/地域連携センター長) |
11:10~11:20 | 主旨説明 奥村弘(神戸大学地域連携推進室室長) |
11:20~11:40 | 第1部 活動報告 活動報告1 伊藤導三氏(氷上古文書同好会代表世話人)「氷上古文書同好会の活動の経緯一結成から区有文書目録の完成まで一」 |
11:40~12:00 | 活動報告2 中島雄二氏(朝来市生野支所地域振興課参事・ 生野書院副館長)「歴史遺産を活かしたまちづくり一生野公民館の事業から一」 |
12:00~12:10 | 質疑応答 |
12:10~13:10 | 昼食・交流会 |
13:10~13:20 | 第2部 協議会 問題提起 木村修二(神戸大学大学院人文学研究科特命講師) 「地域連携協議会に向けての論点整理と課題」 |
13:20~14:00 | 報告1 石野律子氏(神奈川大学日本常民文化研究所/地域史料保全有志の会副代表)「村が経糸、会が緯糸となって織り成す栄村歴史文化館」 |
14:00~14:20 | 報告2 進藤輝司氏(三木古文書研究会)「襖下張り文書の解読と市史編さんボランティア」 |
14:20~14:30 | 関連コメント 川内淳史(神戸大学大学院人文学研究科特命講師)「自治体史編さんという〈場〉一三木市における地域活動と歴史文化一」 |
14:00~14:20 | 報告3 井上舞(三木古文書研究会)「襖下貼り文書の解読と市史編さんボランティア」 |
14:20~14:30 | 報告4 大津留厚(神戸大学大学院人文学研究科教授) 「青野原俘虜収容所研究と地域社会—15年目の総括一」 |
15:40~16:00 | 休憩・交流会 |
16:00~17:15 | 全体討論 |
この協議会の内容については、神戸大学学術成果リポジトリKernel掲載の報告書をご覧ください。
日時 | 2016年1月31日(日)11:00~17:15 |
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場所 | 神戸大学瀧川記念学術交流会館 |
主催 | 神戸大学大学院人文学研究科、同地域連携センター |
共催 |
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第14回歴史文化をめぐる地域連携協議会が、 「地域で歴史を学びあうことのおもしろさ」というテーマで、1月31日(日)、瀧川記念学術交流会館で開催された。当日の参加者は115名55機関にのぼり、例年にない盛会となった。また、当日の様子は2016年2月1日付の『神戸新聞』にも掲載された。
人文学研究科主催の本協議会は、同研究科地域連携センターの1年間の活動を総括する目的で開かれている。今年は、14年間にわたるセンターの活動を振り返り、その活動の継続性の根拠である「おもしろさ」の中身について、民・官・学それぞれから報告者を出し、議論をおこなった。
討論は1時間半にわたって活発におこなわれた。報告と討論を聞いた参加者からは、「歴史を地域で学びあうことの楽しさを正面からとりあげたのはよかった」、「工学、農学、歴史学など、専門や所属が異なる報告が聞けて、興味深く、勉強になった」、「個別の現場での取り組みの積み重ねのうえに地域連携を考えるという構成で、会の趣旨を具体的に理解することができた」などの感想が寄せられた。
なお本協議会は、兵庫県教育委員会との共催であった。また、平成27年度文部科学省「地(知) の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」 の採択事業である、「地域創生に応える実践力養成ひょうご神戸プラットフォーム」の事業の一環として開催された。
以下、当日の記録を掲載する。なお、報告とコメントについては、それぞれ協議会後に改めて文章化していただいた。
昼休憩の時間には、同会館1階ロビーにおいて、 参加者交流会を兼ねた兵庫県内各地諸団体の活動紹介や刊行物展示会が行われた。
11:00~11:10 | 主催者挨拶 内田一徳(神戸大学理事/副学長) 、増本浩子 (神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター長/人文学研究科長) |
11:10~11:20 | 主旨説明 奥村弘 (神戸大学地域連携推進室室長/地域連携センター副センター長) |
11:20~11:35 | 第1部 活動報告 槻橋修氏(神戸大学大学院工学研究科准教授) 「福崎町におけるジオラマ制作の活動について」 |
11:35~11:50 | 井上勝盛氏(篠山市立中央図書館) 「篠山市立中央図書館地域資料整理サポーターの結成と活動」 |
11:50~12:05 | 小原康彦氏(香寺歴史研究会)「姫路市香寺町・土師地区の大字誌編集について」 |
12:05~13:30 | 昼食・交流会 |
13:30~13:50 | 第2部 シンポジウム「地球で歴史を学びあうことのおもしろさ」 前田結城氏(神戸大学大学院人文学研究科研究員)「今回のテーマ設定に関するご説明」 |
13:50~14:30 | 川口利和氏(丹波古文書倶楽部代表者) 「地域活動の現状と多様な展開」 ※関連コメント 木村修二氏(神戸大学大学院人文学研究科学術研究員) |
14:30~15:10 | 坂江渉氏(兵庫県立歴史博物館ひょうご歴史研究室研究コーディネーター)「現地調査を踏まえた歴史研究の大切さ一大学・ 博物館での経験にもとづきながらー」 ※関連コメント 岸本道昭氏(たつの市教育委員会教育事業部文化財課主幹) |
15:10~15:40 | 清野未恵子氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科助教) 「地域住民・学生・教員の学び合いを促進する土壌をつくる―神戸大学篠山フィールドステーションの事例から一」 |
15:40~16:00 | 休憩・交流会 |
16:00~17:15 | 全体討論 |
この協議会の内容については、神戸大学学術成果リポジトリKernel掲載の報告書をご覧ください。