神戸大学大学院 人文学研究科/文学部 哲学コース

メンバー

加藤 憲治 准教授 (KATO Kenji)

専攻分野

フランス哲学・哲学史

担当授業科目

全学共通科目:哲学
学部:西洋哲学史、西洋哲学史特殊講義、哲学演習、西洋哲学史演習、外書講読
大学院人文学研究科:哲学史特殊研究、哲学演習、哲学史演習

現在の主な研究課題

  1. ベルクソン哲学の研究
    これまでベルクソン哲学を中心に哲学の諸問題(存在論、認識論、身体論、自由論、言語論、方法論等)を考察してきた。今後も自我論、他者論、時間論、生命論、社会論といった諸問題をベルクソンと共に検討していきたい。
  2. 生の哲学およびフランス・スピリチュアリスムの研究
    ベルクソンを通して哲学的問題に取り組むと同時に、このベルクソン哲学を哲学史的に位置づけてみたい。第一に、現象学運動をも含めた「生の哲学」という観点から。第二にメーヌ・ド・ビランを端緒とする「フランス・スピリチュアリスム」の観点から。

主な著書、学術論文など

学術論文
  1. 「ベルクソン哲学における神の問題」(『神戸大学文学部紀要』第41号、2014年)pp.1-17.
  2. 「ベルクソンの自我論」(『愛知』第21号、神戸大学哲学懇話会、2009年)pp.24-36.
  3. 「ゼノンのパラドクスとベルクソンの持続の発見」 (『神戸商船大学紀要 第一類 文科論集』第五十二号、2003年) pp.35-47.
  4. 「ベルクソンの言語批判とコミュニケーションの問題」 (『神戸商船大学紀要 第一類 文科論集』第五十一号、2002年) pp.124-112.
  5. 「ベルクソンの『笑い』とコミュニケーションの問題」 (『神戸商船大学紀要 第一類 文科論集』第五十号、2001年) pp.152-138.
  6. 「ベルクソンにおける持続と身体」(『カルテシアーナ』第12号、大阪大学文学部哲学哲学史第一講座、1994年) pp.1-27.
  7. 「ベルクソンにおける持続と無意識」 (『倫理学研究』第22集、関西倫理学会、1992年) pp.61-72.
  8. 「ベルクソン的自由と感受性」(『カルテシアーナ』第11号、大阪大学文学部哲学哲学 史第一講座、1991年) pp.43-55.
  9. 「ベルクソンにおける知覚の成立過程と <記憶>」 (『関西哲学会紀要』第24冊、1990年) pp.6-11.
  10. 「ベルクソンの直観論──『漠然とした直観』から『判明な直観』へ」 (『待兼山論叢』 第 23号、大阪大学文学会、1989 年) pp.1-12.
  11. 「ベルクソンにおける <記憶>の運動──判明な知覚へ向けて」 (『カルテシアーナ』第9号、大阪大学文学部哲学哲学史第一講座、1989年) pp.7-32.
その他:辞典項目
  1. 『政治学事典』(弘文堂、 2000年)、「ベルクソン」「生の躍動」「創造的進化」
  2. 『哲学入門 哲学基本事典』(富士書店、 1992年)、「百科全書派とルソー」「ディドロ」 「ベルクソン」「ルソー」「一般意志」「エラン・ヴィタール」「純粋持続」「全体意志」「創造的進化」

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