神戸大学大学院人文学研究科文化構造専攻国文学教育研究分野
神戸大学文学部人文学科国文学専修



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国文学教育研究分野には、古典文学、近世・近代文学、国語学、日本語教育学の教員が配置されています。
学生の多種多様な研究テーマや進路志望に対応できるよう、国語国文学の諸領域をカバーしています。



福長 進(平安時代の歴史叙述)
『源氏物語』は物語でありながら著しく歴史に傾斜した相貌を示している。『源氏物語』の圧倒的影響下に誕生した『栄花物語』『大鏡』をはじめとする歴史物語は物語でありながら歴史を対象化している。『源氏物語』の歴史性や『栄花物語』『大鏡』の歴史叙述の内質・偏差を明らかにすることを主たる研究課題としている。そのほか貴族の日記(いわゆる古記録)や女流日記について、それぞれの個性に即して様々な角度から考究し、併せて平安時代の歴史・社会・文化・制度等の解明に努めている。


鈴木 義和(日本語文法)
これまで現代語および古代語の条件・接続法の問題を中心に研究してきたが、今後はこの問題をさらに掘り下げて、英語などの外国語との関係、古代日本語との関係、条件文論理との関係、モダリティー・取り立て助詞など様々な文法要素との関係などを十分に考慮した上で、現代日本語の条件文の体系を明らかにし、その詳細を記述していきたいと考えている。また、条件表現の変遷を新たな理論的視点から見直していくことも課題としていきたい。


田中 康二(日本近世文学)
これまで、近世中期に発祥した国学を主たる研究対象とし、本居宣長や村田春海を媒介として国文学研究と思想史研究に分断した領域を統合することを目指してきた。今は受容史的観点から日本古典文学をとらえなおす方法を模索している。今後は国学に基盤を置いた「古典学」の構築を目論んでいる。大学院のゼミでは、歌書や国学関係書を俎上に載せつつ、研究方法についても批判的に目を配りながら、どのようにすれば文学作品の本質をとらえることができるのか、ということを院生とともに考えていきたい。


樋口 大祐(日本中世文学、東アジア比較文学)
私の研究の第一のテーマは、中世日本の歴史文学を対象に、歴史叙述が世界の多元性に対応する複数の視点を持つための仕組みを探究することです。第二のテーマは、前近代の日本文学を東アジア比較文学の枠組みの中に位置づけることで、特に複数の地域の言語文化と関係を有する多重所属者の軌跡から、彼らの世界認識を読み取ることを課題としています。授業(演習)では『平家物語』等のテクストを丁寧に読むことを通して、受講生が中世日本という時代と文化に対し、深い知識・見識を持ちうるようになることをめざしています。


石山 裕慈(国語学(国語史))
中世以前の日本語の歴史に関心があり、特に日本語音韻史を中心とした日本漢字音史(つまり漢字の「音読み」の歴史)を研究しています。古代中国語を当時の日本人がどのように受け入れ、それがどのように変わっていったのか、という点に興味を抱いています。個別の研究テーマとして、字音声調と漢語アクセントとの相関関係や、学習の場によってどのような違いがあったのか、またそれが日本漢字音の形成にどのように関わってきたのか、などといったことにも着目しています。

梶尾 文武(日本近代文学)
昭和期における文学と思想の複合的展開を研究の対象としている。具体的には、三島由紀夫の小説・戯曲・評論を中心に、1940年代から60年代までの文学作品と文芸批評・政治思想の連関に注目し、大衆社会における「文学」の変容過程を考察してきた。近代日本の文学者と思想家に即して、文体、叙法、あるいは表現者の方法意識や無意識といったミクロな水準に降りたって表現を把握するだけでなく、国家的社会的イデオロギーと表現が切り結ぶマクロな相関性を解明することを目指している。表現を歴史に問い、歴史を表現に問う「解釈」の経験を受講生と共有したい。



實平 雅夫(日本語教育学)
日本語の教育や学習は個人的な行為であるが、外的要因の影響と同時に教授者・学習者の意志がその形態や結果に影響を与えていくことに興味を持っている。また、留学生センターの日本語教育に関わる中で、言語能力と文化能力の関係性にも興味を持っている。大学院では、日本語書記史の言語史的側面及び文化史的側面からの総体的把握に努めること、また、フォリナートーク・ティーチャートークの様々なテーマを取りあげ、関連する先行研究を精読し、国語学の素養に優れた高度な日本語日本文化教育に携わる人材の養成を目指している。



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