IJS 神戸大学大学院人文学研究科 日本語日本文化教育インスティテュート - Institute for Japanese Studies, Graduate School of Humanities, Kobe University -
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ご挨拶

 IJS日本語日本文化教育インスティテュートは、人文学研究科の大学院生が各自の教育研究分野を活かして、日本語及び日本文化に関する高度な教育研究を担える人材として育つことを目的として2008年に設立されました。その主な事業は、日本語日本文化教育プログラムの運営と日本語日本文化教育に関する研究プロジェクトの推進です。
 現在では、本学の14研究科の大学院生が希望すれば、日本語日本文化教育プログラムの授業科目を履修し、所定の単位数を満たすことによって修了証書を授与しています。プログラムにおいては、留学生を対象とした日本語日本文化教育の実践を通してコミュニケーション能力を伸ばし、多文化理解の基本姿勢を学び、それによって現代社会の要求に応じた知識や実践能力を具えた、国際性と幅広い視野を身に付けることができます。その結果、多文化・多言語社会が抱える諸問題に柔軟に対応できる人材として社会に貢献できるようになります。そのために、大学院生が自律性、主体性を存分に発揮し、個々の目標を達成できるような教育研究環境の創生を目指しています。
 一方、日本語日本文化教育がグローバル化の進む現代日本において果たす役割を再考し、専門分野の枠を超えた協働による研究プロジェクトを推進することによって日本語日本文化教育が抱える諸問題の分析とその解決に取り組んでいます。また、その成果を大学における教育活動や地域社会に還元することを目指しています。特に、人文科学系大学院の留学生が論文執筆にあたって直面する困難を乗り越えるための理論的枠組みの構築によって、効果的な論文指導の実現に向けて科学研究費補助金等の獲得により研究を展開しています。また、世界中から集まる若手研究者及び大学院生を中心とした研究会活動や国内外の気鋭の研究者を招いたシンポジウム、講演会、コロキウムを通して、新たな知見が得られる場を提供しています。 
 修了生は、日本語日本文化教育をはじめとして様々な分野で多彩な活動を展開しています。皆さんも幅広いバックグラウンドを身に付けて活躍の場を広げてみませんか。

副インスティテュート長
實平雅夫

 

 
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