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教員紹介

教授 嘉指信雄 KAZASHI Nobuo  [Webpage] [KUID]

履歴

1953年生。1981年東京外国語大学地域研究科修士課程修了(国際学修士)。1993年エール大学哲学博士。広島市立大学国際学部助教授などを経て、2001年より神戸大学文学部教授。

専門分野

現代哲学・近代日本思想・平和研究
西田哲学およびフッサール現象学の生成に大きな役割を果たしたジェイムズ哲学を基軸として、「身体」・「他者」・「多元的現実」をめぐる問題群について考えてきた。現在は、メルロ=ポンティやアーレントなどによる「注意の創造的働き」の考察を手がかりとして、経験と言葉、行為と受苦、自由と偶然性などをめぐる哲学的言説の検討に取り組んでいる。また、哲学と歴史的世界、特に戦争との関係に関心を持つ。演習では、各自のテーマに即しつつ、ヨーロッパ、アメリカ、日本といった伝統的境界線は横断する形で共に考えていきたい。
※2019年3月退任予定

主な著書・論文

  • (編・解説)『西田哲学選集/第五巻・歴史哲学』、燈影舎、1998.
  • “Bodily Logos: James, Nishida, and Merleau-Ponty,” in Merleau-Ponty: Psychic Life and the World, ed. by D. Olkowski and J. Morley, State Univ. of New York Press, 1999.
  • (共編著)『ウラン兵器なき世界をめざして―ICBUWの挑戦―』合同出版、2008.

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