HOME > 教員紹介 > 河島真

教員紹介

准教授 河島真 KAWASHIMA Makoto  [Webpage] [KUID]

履歴

1968年生。1994年神戸大学大学院文学研究科(修士課程)修了。神戸大学百年史編集室講師などを経て、2006年から神戸大学文学部助教授。

専門分野

日本近現代史
1920年代以降の日本政治史を専攻している。第1に、官僚の国家構想から戦間期・戦時期を貫く「現代国家化」の傾向を捉え、その試みと転成という視点から日本「ファシズム」の特質を解明すること、第2に、地方政治・地方行政の分析を通じて、当該時期の日本の市民社会のあり様を解明することを課題としてきた。近年は、戦後政治に対象を広げ、「保守」「革新」を含めた全体構造としての「保守体制」を、「ファシズム」とのかかわりから検討している。また、大日本帝国憲法と日本国憲法の比較検討も行っている。

主な著書・論文

  • 『戦争とファシズムの時代へ』(吉川弘文館、2017年)
  • 「戦間期内務官僚の政党政治構想」(『日本史研究』392号、1995年)
  • 「第二次世界大戦期地方制度における参与制度の特質と意義」(『日本史研究』424号、1997年)
  • 「象徴天皇制試論―君主主権から国民主権への転轍―」(『日本史研究』550号、2008年)
  • 「『不磨の大典』としての憲法」(『新しい歴史学のために』285号、2014年)
  • 「十五年戦争史研究の現在」(『歴史地理教育』837号、歴史教育者協議会、2015年)

ページトップへ