この展示室では、文献史料から富松城について考える展示をしています。
 富松城は、戦国時代初期の畿内の戦乱を描いた『細川両家記』という史料に5回登場します(このうち1回は「西富松城」、1回は「東富松城」とみえる)。

 『細川両家記』は戦国末期に書かれた軍記物ですが、その内容は比較的信憑性が高いと考えられています。ここでは、この『細川両家記』の記述を中心に、戦国時代の富松城の位置づけや、富松城を巻き込んだ戦乱の政治的背景を考察します。

 『細川両家記』の富松城が登場する部分を読んでみたい方は細川両家記を読むへ、戦乱の政治史的な背景を知りたい方は富松城をめぐる戦乱の政治史的背景へお進みください。



市沢哲(神戸大学)
楞野一裕(尼崎市教育委員会)
後藤真(大阪市立大学)
村井良介(神戸大学文学部地域連携センター)
森田竜雄(神戸大学)
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