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神戸オックスフォード日本学プログラム(KOJSP)13期生の修了式を開催しました
2025.08.19
8月4日、神戸オックスフォード日本学プログラム(Kobe-Oxford Japanese Studies Programme: KOJSP) 13期生の修了発表会と修了式を瀧川記念館大会議室で開催しました。

KOJSP13期生9名は、2024年9月末に来日し、一年間神戸大学文学部で日本語と日本文化等について学んできました。2025年度前期からは、KOJSP演習を履修し、各自が研究テーマを設定し、担当教員や論文指導教員から指導を受け、修了研究に取り組みました。
題目の通り、日本の言語や文化、歴史、宗教、文学、美術、社会など多岐に渡る内容でした。なお、修了発表会は、茶谷直人教授(KOJSPアドバイザリーボード長)、水野直子特命講師(KOJSP担当)の進行で行われました。
【発表題目】
- WILSON-GROUT Jessica Amber 「琉球諸語の活性化」
- HATHAWAY Ella Jean 「「顧みる」という複合動詞の歴史的変遷」
- LIU Ruixuan 「日本語における形容詞の品詞分類」
- CASSIDY-DAWSON Saoirse Saoifra 「日本語会話における相槌の機能と使用意識」
- MEADOWCROFT Finley「新宗教における暴力性の生成過程」
- LIU Sarah Yimeng 「現代社会と文化における日本の民話のマルチメディア的翻案」
- DEDELE Jana 「和洋美術の異文化交流:ジャポニスムとは何だったのか?」
- STEELE Amelie Isolde Rosie「21世紀日本のフェミニズム:女性を取り巻く諸問題と抵抗の構造、そして運動の影響と未来」
- FU Yufei 「売るための風景:小樽と夕張にみる地域文化のパッケージ化と商品化」




修了発表会に続き、修了式が執り行われました。藤澤正人学長、白鳥義彦文学部長、オックスフォード大学日本事務所代表アリソン・ビール氏からそれぞれ祝辞が送られ、KOJSP生一人ひとりに修了証書が手渡されました。また、13期生を代表して、リュウ・ルイシュエンさんが謝辞を述べました。
修了パーティーでは、玉置久教育・グローバル担当理事(副学長)による挨拶、株式会社島津製作所グローバル共創営業戦略室の松本由紀マネージャー、成田千紘文学部同窓会(文窓会)幹事、オックスフォード大学の萩原順子先生による祝福のスピーチをいただきました。
神戸オックスフォード日本学プログラム(KOJSP)は、2012年10月からスタートして、これまで百名以上のオックスフォード大学からの留学生が本プログラムを修了しました。今夏、インターンシップ参加のため来日中の11期生、12期生4名の先輩のKOJSP修了生が参加し、神戸大学での論文指導教員や日本語教員と旧交を温める機会となりました。13期生の修了生も、それぞれの1年間の日本語学習、広島での国際共修・フィールドワーク、能学や邦楽などの日本文化に親しむ各種イベント、ホームステイ、部活・サークル活動などの留学生活の名残を惜しみながら、歓談を楽しみました。