教員紹介
教授 福長進 FUKUNAGA Susumu [KUID]
履歴
- 1955年生まれ
- 1980年3月 東京大学文学部国文学専修課程卒業
- 1983年3月 東京大学大学院人文科学研究科修士課程国語国文学専攻課程修了
- 1986年3月 東京大学大学院人文科学研究科博士課程国語国文学専攻課程中退
- 1986年4月 愛知県立大学文学部講師
- 1989年4月 愛知県立大学文学部助教授
- 1998年4月 愛知県立大学文学部教授
- 1998年10月 神戸大学文学部助教授
- 2001年4月 神戸大学文学部教授
専門分野
平安時代の歴史叙述
『源氏物語』は物語でありながら著しく歴史に傾斜した相貌を示している。『源氏物語』の圧倒的影響下に誕生した『栄花物語』『大鏡』をはじめとする歴史物語は物語でありながら歴史を対象化している。『源氏物語』の歴史性や『栄花物語』『大鏡』の歴史叙述の内質・偏差を明らかにすることを主たる研究課題としている。そのほか貴族の日記(いわゆる古記録)や女流日記について、それぞれの個性に即して様々な角度から考究し、併せて平安時代の歴史・社会・文化・制度等の解明に努めている。
主な著書・論文
- 『栄花物語①』、共著、小学館、1995年、総頁数589頁
- 『栄花物語②』、共著、小学館、1996年、総頁数566頁
- 『栄花物語③』、共著、小学館、1998年、総頁数573頁
- 『歴史物語の創造』単著、笠間書院、2011年、総頁数497頁