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教員紹介

客員准教授 吉澤悟 YOSHIZAWA Satoru  [KUID]

履歴

専門分野

日本考古学
考古学とは、人間が造り出したモノについて研究を行う学問です。その基本姿勢は、モノにそなわる情報を抽出すべくよく観察することに始まります。逸品モノにこめられた作者の想いや技術をはじめ、大量生産品のもつ実用性や汎用性、生産効率、あるいは素材や制作技法による形の変化など、モノの観察を通して人間の動きや文化の時間的・空間的ひろがりを探求して行きます。私が得意とする領域は、古代の須恵器や奈良三彩などの陶磁器ですが、やきものを美術品として観るばかりでなく、それがどのように作られ、どこまで流通し、どんな生活の中で使われたか、などを考えることを好んでいます。近年は、正倉院の海獣葡萄鏡や東大寺金堂鎮壇具などについて調査、研究をすすめています。

主な著書・論文

  • 「香取神宮所蔵「海獣葡萄鏡」の調査研究」・「「東大寺金堂鎮壇具」の調査研究」(『奈良時代の仏教美術と東アジアの文化交流』2011年 奈良国立博物館)
  • 「火葬墓の出現と広がり」(『千葉県の歴史 資料編考古4』2004年 千葉県資料研究財団)
  • 『特別展 天馬-シルクロードを翔ける夢の馬-』2008年 奈良国立博物館

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