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教員紹介

講師 安倍里美 ABE Satomi  [KUID]

履歴

1991年生。2018年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。三重大学人文学部特任講師を経て、2021年より神戸大学文学部講師。

専門分野

倫理学、メタ倫理学
理由概念に注目して規範性の解明を目指すメタ倫理学を専門に研究している。価値論や行為論、形而上学の知見を生かしつつ、道徳の客観主義と主観主義の対立、規範的事実・性質についての実在論と非実在論の対立、価値と義務の関係をめぐる対立などの問題などに取り組んできた。演習では、テキストの丹念な読解を通して、フェアに人の考えを理解することの重要性や、「わからないこと」に時間をかけて向き合うことの楽しさを実感してもらえるように努めたい。

主な著書・論文

  • 「侵襲性の高い予防的介入と無危害原則」(『先端倫理研究』第14号、2020年、5-29頁)
  • 「義務の規範性と理由の規範性―J.ラズの排除的理由と義務についての議論の検討―」(『イギリス哲学研究』第42号、2019年、15-32頁)
  • 「価値と理由の関係は双条件的なのか―価値のバックパッシング説明論の擁護―」(『倫理学年報』第68号、2019年、215-229頁)

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