教員紹介
講師 齋藤公太 SAITO Kota [KUID]
履歴
1986年生。2017年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士（文学）。國學院大學研究開発推進機構助教を経て、2020年神戸大学大学院人文学研究科講師（留学生担当）。
専門分野
近世・近代の日本思想史と宗教史
近世・近代の日本人が「日本」なるものをいかに理解し、自らのアイデンティティを構築していったのか。その問題を思想史や宗教史の観点から研究してきた。具体的には垂加神道、国学、水戸学、また明治期のキリスト教といった対象を取り上げてきた。
以上の研究と並行して、日本研究の国際的交流や発信に寄与することも目指している。
主な著書・論文
- 「大山為起と荷田春満の『古事記』注釈」（『國學院大學研究開発推進機構紀要』第8号、2016年3月、pp.75-98）
- 「「「国家神道」と教育勅語――その狭間にあるもの」（岩波書店編集部編『徹底検証 教育勅語と日本社会――いま、歴史から考える』岩波書店、2017年、pp.33-49）
- 「村岡典嗣の神道史研究とキリスト教――近代国体論と宗教理解」（吉馴明子・伊藤彌彦・石井摩耶子編著『現人神から大衆天皇制へ――昭和の国体とキリスト教』刀水書房、2017年、pp.137-158）
- 『「神国」の正統論――『神皇正統記』受容の近世・近代』（ぺりかん社、2019年）
- 「池辺義象の日本法制史研究と祭政一致論」（國學院大學研究開発推進センター編・阪本是丸責任編集『近代の神道と社会』弘文堂、2020年、pp.271-294）
