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教員紹介

特命助教 松本充弘 MATSUMOTO  Atsuhiro  [ KUID]

履歴

1990年生。2018年3月、神戸大学大学院人文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)(神戸大学)。2020年9月より現職(「丹波篠山市史編さん資料調査等業務共同研究」に従事)。

専門分野

日本近世史
これまで摂津国住吉郡平野郷町を具体的な分析対象として、幕閣において老中や大坂城代といった要職を務める関東譜代大名の飛地領支配について研究してきた。今後は大坂周辺地域の地域史料と、関東城付地の藩政史料・村方文書をできる限り収集し、天保から安政期にかけての政治史と地域運営との関わりについて、検討を深めていきたいと考えている。 また、大阪市内の古文書会や歴史民俗研究会等において、実録や浄瑠璃、連歌や漢詩などの文芸作品、石碑などの金石文といった素材を市民の方々と共に読み解く活動を続けてきた。このことは、文献資料以外の素材にも自らの関心を向ける契機となった。これらの経験を丹波篠山市史の編纂にも活かしていきたい。

主な著書・論文

  • 『新版八尾市史 近世史料編1』(共編著、八尾市、2017年)
  • 『新版八尾市史 近世史料編2』(共編著、八尾市、2020年)
  • 「十九世紀の大坂周辺地域における離檀問題と地域運営の転換―在郷町・平野郷町を事例に―」(『LINK【地域・大学・文化】』vol.8、神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター、2016年12月)
  • 「近世後期の平野郷町における陣屋支配の基礎的考察」(『神戸大学史学年報』第32号、神戸大学史学研究会、2017年6月)

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