第111回地理思想研究部会(人文地理学会大会・部会アワー)

日時:2012年11月17日(土)10:30〜12:15

会場:立命館大学衣笠キャンパス
敬学館

アクセスマップは下記参照
http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_kinugasa_j.html

部会アワー会場は下記参照
http://hgsj.org/taikai/2012_4hou/

研究発表:

山田俊弘(千葉県立幕張総合高校)

20世紀初頭の地体構造論をめぐって―山崎直方と小川琢治における地理学と地質学―

要 旨
地球科学は19世紀終わりから20世紀初頭にかけて大きな変動を被ったと言われるが、地球の構造発達を記述する地体構造論(ジオテクトニクス)の分野の変化は中でも注目に値するであろう。地理学史上並び称される山崎直方 (1870-1929)
と小川琢治 (1870-1941) はこの分野への関心を
生涯失わなかった。ウェゲナーの大陸移動説発表 (1912年) の前後を中心に二人の平行的人生と考え方の変遷を追ってみたい。そうすることによって同時に科学史(地学史)における地理学の意味について考察する素材を提供できればと考える。


連絡先
島津俊之(和歌山大学)
shimazu@center.wakayama-u.ac.jp