第116回 地理思想研究部会

日  時:2014年7月27日(日) 14:00〜17:00

会  場:神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ(大阪市北区鶴野町 梅田ゲートタワー8
     
  会場へのアクセス方法は以下を参照。
      
http://www.b.kobe-u.ac.jp/access/osaka_room/

テーマ:空間への問い/空間からの問い――ドリーン・マッシー『空間のために』をめぐって

趣旨:20143月に,ドリーン・マッシー著『空間のために』が刊行された。本書は,現代の地理思想に多大な影響を与えてきたマッシーの集大成ともいうべき著作であり,そこに内在する問いの射程は広大である。本企画では,本書の訳者のひとりである地理学者の森正人氏,移民研究や監視研究を中心に「グローバリゼーション」について探究している社会学者の稲津秀樹氏を招き,それぞれの視点から問題提起をしていただく。そのうえで,本書が提示する「空間への問い」を読み解くと同時に,そのような問いからもたらされうる認識や記述,思考の可能性(あるいはその限界)を探るための,共同作業を行なってみたい。この書物に刻まれた思想に触れることで,みずからが向き合うべき問いを,私たちはいかに見出すことができるだろうか?

研究発表

森正人(三重大学)Geography Matters! ――関係性の中の自然・空間・場所
稲津秀樹(慶應義塾大学/日本学術振興会):
軌跡の渦巻く場所から――社会空間の新たな記述のための幾つかの問い

連 絡 先
原口剛(神戸大学)hartak76[at]
people.kobe-u.ac.jp