(9号)
1992年3月31日発行
A5判243頁
頒価1,200円
内容紹介
近年、日本国内の米不足により、外国産の米が緊急輸入されたところ、様々な社会的混乱が生じ、内外で物議を醸したことは、まだ記憶に新しいところです。農産物の輸入自由化がもはや不可避と考えられるつつある中で、日本の農業の実状を踏まえての食料生産のあり方は、まさに緊急を要する検討課題といえます。
本号に掲載されているシンポジウム世界のコメと日本の農業は、このアクチュアルなテーマを先取りする形で行われた、各分野の専門家による討論会を収録したものです。まず、北原淳(神戸大学)、加古敏之(神戸大学)、保田茂(神戸大学)により世界の米市場の動向や日本の農業の現状についての基調報告が行われました。そして討論会では、今井俊作(兵庫県農協中央会)が農協の立場から、松尾正巳(加古郡稲美町職員)、渡辺省吾(兵庫県有機農業研究会)が農家の立場から発言され、現場の声を交えた興味深い議論が展開されています。
目 次
シンポジウム 世界のコメと日本の農業
・シンポジウムを開くにあたって −趣旨説明−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・北原 淳
・報告1 世界の米事情と日本の米市場開放問題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加古 敏之
・報告2 コメ自由化と有機農業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保田 茂
・討論 今井 俊作、 小林 一穂、 松尾 正巳、 渡辺 省悟、
加古 敏之、保田 茂、 北原 淳、 野崎 敏郎、藤井 勝
海外の社会学 ・社会運動と社会政策 ジャワハルラル・ネルー大学
−社会調査におけるふたつの偏向−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・T・K・オーメン
ヴェーバーの地域共同性の社会学(上)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・野崎 敏郎
「ミャオ」カテゴリーとアイデンティティの位相・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・谷口 裕久
在日華僑の婚姻儀礼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・過 放
形式的法治国家と合法的支配・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中村 健吾
水利共同関係の展開と藩権力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・田中 和美
ソシエテ
・回想−定年退職して−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森脇 和年
・挿話二題−ある出向社員のホットな体験−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白石 昭憲
・“社会学“は恐い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 橋川 武司
・出版社在庫管理係長走る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松井久見子
<研究室便り>
<短信二題>
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