第370号  1920（大正9）年3月22日

借款と監督＊沙丹生

碌々録

支那時事日誌

週間要報
　内閣紛氾一段落歟(三総長辞意を翻すも、政局の暗流依然たり)
　山東問題の後聞(直接交渉反対外交総長問題)
　和議再開説
　広東其後の形勢(解決容易ならず)
　裁釐加税問題(果して実行能力ありや)
　陜西乱雲低迷
　新銀団の提唱(密勒評論)
　梁啓超の動静(民本主義を説き、支那前途を楽観し、レニンの人格を称ゆ)
　防備撤回と呉佩孚(直隷軍匪化説)
　東清鉄道問題後聞
　藏兵大挙進撃
　西藏問題と広西人

連載
　上海報界の過去及現在(七一)
　　所謂国恥紀念
　　民心籠絡策
　　露支蒙修約成る

資料
　広東駐屯雲南軍紛氾の真相(上) ＊ＫＨ生
　山東問題と国際聯盟＊萬兆芝

漢字新聞論調
　獨逸革命と各報

雑報
　張謇日本外務大臣に問ふ(宇治艦の狩猟に就て)
　九江の騒氾（苦力の英米人反感）
　ミラード歓迎会
　七省鉄道の近聞
　糧食調査会に反対す
　米糧の調査（新聞報所載）
　米輸出の内幕（時事新報所載）
　市民権問題再び起る
　在外支那人の結婚取締
　露国人の遊歴に注意す
　旧国会議員の行動
　国貨紙烟連合会
　制銭鎔化を禁ず
　領事団と租界治安
　民国八年度郵務概略
　無錫糸の値開き
　茶業銀行成立難

文苑
　偶成＊新保一村

命令

金融市況

公人私人
　山野井引、宗方小太郎、川村官補、向西少将、林参謀、大谷光瑞

編集余録