活動内容

第1回 長崎関係機関の表敬訪問

 2006年3月2日・3日の両日、長崎市役所・長崎歴史文化博物館・三菱重工業長崎造船所史料館の3機関を表敬訪問した。参加者は、奥村弘(センター長代理)、森紀子、藤田裕嗣、山本秀行、横田隆志(以上、教官)、石井大輔、張錦華、添田仁(以上、学術推進研究員)、田村容子(神戸大学大学院文化学研究科)の9名。これは、長崎の歴史や文化、さらには文化事業について学ぶ機会を設定し、<海港都市>としての長い歴史を持つ長崎についての理解を深めること、加えて現地長崎の関係者との交流と相互理解を得ること(人的ネットワークの構築)を目的として行ったものである。

 初日(2日)は、長崎市役所と長崎歴史文化博物館を訪問した。
 長崎市役所では、総合企画室において、長崎市企画部長 山本正治氏、同部次長兼総合企画室長 野田哲男氏、同室主幹原口恭子氏、同室副主幹米村務氏、長崎市教育委員会文化財課長 森敏幸氏と面談した。野田氏から歓迎の挨拶を受けた後、まずは奥村弘氏から本センターの趣旨・活動方針等について報告した。次いで、森氏から長崎市の文化財行政について説明を受けた。氏の説明は、同市の文化財行政において「観光資源」としての歴史が如何にして生かされようとしているのか(文化財サポーター制度・さるく博・近代化遺産)という点に集中した。参加者からは、歴史文化関連施設の運営実態、文化財サポーター制度の内実、近代化遺産における原爆関連史跡の位置づけ、市町村合併と文化財行政のズレなど、多岐にわたる質問が出された。合わせて、原口氏から昨年11月に開館した長崎歴史文化博物館の建設事業の概要について説明を受けた。最後に、本センターから『神戸大学文学部だより3』『海・都市・境界−接触空間としての海港都市−(2005木浦シンポ報告書)』を寄贈して面談を終えた。

長崎訪問写真
3/2 長崎市役所総合企画室において、森・原口両氏と面談

 続けて、長崎歴史文化博物館に移動し、長崎県立長崎図書館指導主事 本馬貞夫氏と面談した。同館は、旧県立美術博物館の所蔵資料のうち歴史資料および江戸時代以前の美術資料、県立長崎図書館の所蔵する古文書を中心とする郷土資料、長崎市立博物館が所蔵する資料などを多く収蔵し、主として日本近世の「海外交流史」や「長崎学」を考える上で拠点となる博物館として2005年11月に開館したものである。まずは、奥村弘氏から本センターの趣旨・活動方針等について報告した。次いで、本馬氏から同館の構成職員、運営システムなどについて説明を受けた。合わせて、海外史料情報の相互共有、同館と本センターならびに文学部地域連携センターとの連携事業について意見交換を行った。最後に、本センターから『神戸大学文学部だより3』『海・都市・境界−接触空間としての海港都市−(2005木浦シンポ報告書)』を寄贈して面談を終えた。その後、同館の展示を閲覧し、初日の日程を終えた。

長崎訪問写真
3/2 長崎歴史文化博物館会議室において、本馬氏と面談

 2日目(3日)は、まず海港都市文化と関係の深い史跡として、唐寺である興福寺・崇福寺と唐人屋敷跡を巡見した。その後、三菱重工業株式会社長崎造船所史料館に移動し、同館の展示を閲覧。館長横川清氏から展示の説明を受けた。同じく『神戸大学文学部だより3』『海・都市・境界−接触空間としての海港都市−(2005木浦シンポ報告書)』を寄贈して、第1回長崎関係機関表敬訪問の全日程を終えた。
 全体的に押したスケジュールとなったが、海港都市長崎の歴史・文化について考える上で中心となる3機関との接触を得ることができた。今後、今回の訪問で得た知識・人的ネットワークをベースにして、各機関との情報交換・情報共有を実現しうるシステム作り、連携事業の具体化などに努める。合わせて、来年度は、今回訪問の対象とならなかった長崎県や文学関係機関への訪問を企画・調整する。

(文責:添田 仁)

このページのトップに戻る