活動内容

2005年 木浦大学・神戸大学・中山大学・台湾大学・韓国海洋大 国際学術シンポジウム
海 都市 境界 −接触空間としての海港都市−

 11月21日(月)・22日(火)の2日間、国立木浦大学校教授会館301号室において、木浦大学校アジア文化研究所・神戸大学文学部海港都市研究センターの共催による国際学術シンポジウム「海 都市 境界−接触空間としての海港都市−」を開催した。木浦大学・神戸大学のほか、海外拠点大学となる中山大学・台湾大学・韓国海洋大学からの参加を得た。

 

 11月21日には、開会式とあわせて、基調講演として、韓国・日本・中国・台湾各国の拠点大学の研究者から、東アジア地域における海港都市研究の現状と課題についての報告がなされた。当日の式順は、以下の通り。

■開会式(午後2:30〜3:00)
 司会:林春城(木浦大 語文学部 中語中文学専攻)

歓迎の辞:洪錫俊(木浦大 アジア文化研究所長、同 歴史文化学部 文化人類学専攻)
開会の辞:佐々木衛(神戸大 文学部 海港都市研究センター長、同 文学部 社会学専攻)
◇祝辞:金雄培(木浦大 総長)

■基調講演(午後3:00〜5:00)  司会:尹炯淑(木浦大 歴史文化学部 文化人類学専攻)

1.洪錫俊(木浦大 アジア文化研究所長、同 歴史文化学部 文化人類学専攻)
  :東アジアの海港都市文化に関する研究方法論確立のための試論
2.奥村弘(神戸大 文学部 日本史学専攻)
  :地域歴史遺産の保全と海港都市神戸
3.袁丁(中山大 中国史学専攻)
  :中山大学中外関系史的研究状況
4.徐興慶(台湾大 日本文学専攻)
  :長崎港与近世中国文化之変容

シンポジウム写真

 翌22日には、日韓の大学院生による合同研究発表会を開催した。これは、国境を越えた大学院生同士の研究交流の活性化を目的としたものである。また、大学院生による研究発表に対しては、お互いの大学の研究者がコメントを行い、研究者と大学院生の間の交流も図った。
 当日の式順は、以下の通り。

■大学院生 合同研究発表会 第1部(午前9:30〜12:30)
 司会:林春城(木浦大 語文学部 中語中文学専攻)

1.宣英蘭(木浦大 考古人類学科 博士課程)
  :日帝時代における干拓農地の拡充を通じた共同体的資源利用方式
   −全南莞島の'新農場'と'正道新農組合'の事例−
   コメント:佐々木衛(神戸大 文学部 社会学専攻)

2.劉暢(神戸大学大学院 文化学研究科 博士課程 社会学専攻)
  :神戸の「南京町」−都市の異文化空間として−
   コメント:洪錫俊(木浦大 歴史文化学部 文化人類学専攻)

3.金泠垠(神戸大学大学院 文化学研究科 博士課程 国文学専攻)
  :あいまいな存在としての「在日」像−大江健三郎の『叫び声』を中心に−
  コメント:許錫(木浦大 語文学部 日本文学専攻)

4.村田省一(神戸大学大学院 文化学研究科 博士課程 東洋史学専攻)
  :清末民初期における上海閘北地域の都市整備について
   −英米共同租界との関係において−
  コメント:洪錫俊(木浦大 歴史文化学部 文化人類学専攻)

5.鄭美瑛(木浦大 考古人類学科 修士課程)
  :水産物取引の変化から見た木浦の客主
   コメント:藤田裕嗣(神戸大 文学部 文化財学専攻)

■大学院生 合同研究発表会 第2部(午後2:00〜6:00)
司会:金善花(木浦大 語文学部 日語日文学専攻)

1.添田仁(神戸大学大学院 文化学研究科 博士課程 日本史学専攻)
  :壬辰・丁酉倭乱(文禄・慶長の役)における朝鮮人被虜とその末裔
   コメント:趙纃求i木浦大 語文学部 国語国文学専攻)

2.田村容子(神戸大学大学院 文化学研究科 博士課程 中国文学専攻)
  :港からきた“女優”−民国初期の北京における「坤劇」について−
   コメント:林春城(木浦大 語文学部 中語中文学専攻)

3.丁恩惠(木浦大 日語日文学科 修士課程)
  :海外で発行された日本語新聞とその役割に関する研究−明治時代の韓国を中心に−
   コメント:樋口大祐(神戸大 文学部 国文学専攻)

4.河野未央(神戸大学大学院 文化学研究科 博士課程 日本史学専攻)
  :兵庫津と朝鮮通信使
   コメント:朴賛基(木浦大 語文学部 日語日文学専攻)

5.文政淑・李志妍(木浦大 中国語教育専攻 修士課程)
  :'新女性'と'阮玲玉'に再現された上海新女性の悲劇
   コメント:濱田麻矢(神戸大 文学部 中国文学専攻)
6.高瑩瑩(神戸大学大学院 文化学研究科 博士課程 東洋史学専攻)
  :第一次日本占領期(1914〜1922)における青島のメディア
   コメント:申正浩(木浦大 語文学部 中語中文学専攻)

シンポジウム写真

 発表会と並行して、参加4大学による大学研究協力協議会が、木浦大学アジア文化研究所において行われた。

 最後に関係者全員で記念撮影をして、本シンポジウムは閉幕した。なお、本シンポでの基調講演・研究発表は、一部を除いて、論文集『海港都市研究』創刊号に掲載される予定。

シンポジウム写真

(文責:添田 仁)

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