研究

海港都市研究

JOURNAL OF PORT
CITIES STUDIES

創刊号(2006年3月発行)

[特別寄稿]
東アジアの海港都市文化に関する研究方法論確立のための試論洪 錫俊
中山大学における中外関係史の研究状況袁  丁
近世長崎港における中国文化の受容徐 興慶
地域歴史遺産の保全と海港都市神戸奥村 弘
 
[論文]
港からきた“女優”
 −民国初期の北京における「坤劇」について−
田村容子
'新女性'と'阮玲玉'に再現された1930年代上海新女性の悲劇文 政淑・李 志妍
あいまいな存在としての「在日」像
 −大江健三郎の『叫び声』を中心に−
金 冷垠
16世紀末〜17世紀における西摂地域の港湾の役割と機能
 −いわゆる三ヶ浦システムについて−
河野未央
壬辰・丁酉倭乱における朝鮮人被虜の末裔
 −乃木希典の由緒−
添田 仁
海外における日本語新聞の発行とその役割について
 −明治時代の韓国を中心に−
丁 恩恵
清末民初期における上海閘北地域の都市整備について
 −英米共同租界との関係において−
村田省一
第一次日本占領期(1914〜1922)における青島のメディア高 瑩瑩
水産物取引の変化から見た木浦客主鄭 美瑛

第2号(2007年3月発行)

[特別寄稿]
地中海の海港都市ヴェネツィア
 − 15 〜 18 世紀の盛衰−
アルフレード
・ヴィッジャーノ
3
 
[論文]
平清盛の対中国外交と大輪田泊高橋 昌明27
瀬戸内海と港町
 − 15 世紀中葉に兵庫と結び合わされた港−
藤田 裕嗣41
コロニアル空間・青島における文化摩擦と時代相森 紀子59
接触空間としての台南・安平港
 −佐藤春夫『女誡扇綺譚』における「出会い損ね」をめぐって−
樋口 大祐69
清末広東、地域エリートの人的関係
 −広東地方自治研究社順徳県出身社員を例に−
宮内 肇91
青島占領期における日本の交通計画と交通対策
 −『青島を中心としての交通対策』を手掛かりとして−
杨 蕾103
英米石油会社と第二次世界大戦前の広州張 小欣115
合衆国アイゼンハワー政権最初期の台湾政策四方 俊祐123
中国・青島における韓国人と中国朝鮮族のエスニシティをめぐる一考察
 ―青島市H花園のサービス自営業層に焦点を当てて―
具 知瑛135
島崎藤村『海へ』論張 錦華149
中島敦の「幸福」における道家思想洪 瑟君159
映画『羅生門』の語り手
 −小説『羅生門』・『藪の中』との比較から−
廖 文瑞171
皇位継承問題の脱−構築
 −ジェンダー論からの考察−
菊池 妃呂子181

第3号(2008年3月発行)

        
[特別寄稿]
媽祖信仰と明清時代における粤人の海上活動
 −粤東の著名な海港の研究を中心に−
陳 春声 3
17世紀末イングランドの海港都市におけるユグノー ロビン・グウィン 15
ルネサンス期ヴェネツィアにおける市内と
海上支配領域のギリシャ人
アルフレード
・ヴィッジャーノ
31
地域海港群のゲーム理論と発展
 −国際経験と中国の事例−
劉 曙光・盛 潔 61
 
[論文]
18世紀後期の長崎における抜荷観
 −唐貿易を中心に−
添田 仁 75
開港場・神戸と明治初年の売春統制策 人見 佐知子 89
植民地朝鮮のネーション認識論理と民族改良主義の論理 孫 正権 89
近世フランス海港都市におけるアイルランド人移民
 −名誉革命以後のサン=マロ私掠船分析による一考察−
雪村 加世子 115
第二次世界大戦前後の日本における台湾出身者の定住化の一過程 −ライフコースの視点から− 黄 嘉h 129
日本語における外来語アクセントとその変化 竹村 亜紀子 143
彙報 155

第4号(2009年3月発行)

                  
[論文]
動乱か貿易か
 −16-17世紀中国東南沿海部における「寇」−
陳 博翼 3
特集 国際学術研究会「東アジア海港都市の共生論理と文化交流」
「バルト海地域」の形成と海港都市ネットワーク 鄭 文洙 29
韓末における釜山地域の上水道施設の現状とその意味 金 勝 41
14世紀播磨の寺社縁起にみる「新羅」 井上 舞 65
植民地朝鮮と多木久米次郎
 朝鮮における事業基盤と参政権問題
金 玄 77
バンダレ・アッバースにおけるイギリス東インド会社商館の「通訳」 大東 敬典 97
フランス第二帝政における海軍と植民地
 西アフリカを中心に
杉本 宗子 107
司馬江漢の西洋画法による日本風景図について
 ≪相州鎌倉七里浜図≫を中心に
橋本(深見) 寛子 123
幕末浮世絵における西洋版画の受容について
 歌川国芳を中心に
安永 幸史 143
 
[研究ノート]
日本における「台湾」の呼称の変遷について
 −主に近世を対象として−
横田 きよ子 163
彙報 185

第5号(2010年3月発行)

                                                 
[論文]
消される差異、生み出される文化
 −広東省汕尾の「漁民」文化のポリティクス−
稲澤 努 3
特集 国際ワークショップ「日本在住外国人コミュニティーの歴史の発見 ――研究・アーカイブズ・特別コレクション――
前書き
 文書館から歴史へ : キャンベラから見た日本在住外国人たちの歴史
田村 恵子、
ティモシー ユンフィ・ツー
25
20 世紀前半の神戸の定住西洋人
 史料の活用と研究の展開
田村 敬子 29
解放された民をとらえて
 戦後日本の外国人の朝鮮人と台湾人への視線
テッサ・モーリス=鈴木 41
発信する「猪飼野」
 2009年8月・大阪府立桃谷高校の試みから
杉原 達 57
神戸の戦後華僑史再構築に向けて
 GHQ資料・プランゲ文庫・陳徳勝コレクション・中央研究院档案館文書の利用
陳 來幸 65
神戸外国人居留地と福原遊女・新撰組
 神戸大学附属図書館所蔵コレクション「神戸開港文書」の可能性
添田 仁 75
日本のアーカイブズで家系調査は可能か
 課題整理と可能性の模索
森本 祥子 89
神戸華僑歴史博物館と孫文書「天下為公」碑 安井 三吉 99
横浜華僑華人に関する多様な歴史資料について
 複合的資料利用の重要性
伊藤 泉美 109
国際貿易港長崎の多国籍社会
 明治33年に撮影された一枚の写真を参考に
ブライアン・バークガフニ 119
見い出す(Seeing)、関連させる(Relating)、織り込む(Integrating)
 日本の中国人移民と諸外国人コミュニティの史的研究
ティモシー ユンフイ・ツー 133
特集 海港都市国際学術シンポジウム「越境する人々とナショナリズム」
17〜18世紀におけるオランダ芸術とバルト海空間朴 泯洙 149
疎外と疎通、追放と解放の間の海港都市
 「都市は静か(La Ville est tranquille)」、「バイバイ(Bye-bye)」に表れる"マルセーユ(Marseille)"研究
李 ソンイ 159
海港都市長崎華商「泰昌号」の商業形態
 「房租」、「簿書鞅掌」、「年納地租 保火険底」文書を事例として
川口 ひとみ 169
1900年代前後における海港都市神戸の形成について
 湊川付替事業を事例に
吉原 大志 181
近代青島港における埠頭労働者の構造
 ドイツ・日本占領期を中心に
権 京仙 193
外国米のインパクトと帝国内自給論
 1918〜1920年の兵庫県農会を中心に
浅利 文子 203
彙報 219

第6号(2011年3月発行)

                  
[論文]
特集 海港都市国際学術シンポジウム「東アジアの海洋文化の発展 ――国際的ネットワークと社会変動――
特集にあたって 大津留 厚 5
ボヘミアからアメリカ合衆国ミネソタへ、そして故郷へ?
 移民と故郷
大津留 厚 7
民族マイノリティのジレンマ
 在日コリアンの民族的アイデンティティの行方
李 明哲 19
日本家族の現代的諸相
 拡大家族形成の規定要因に焦点をあてて
平井 太規 31
開港期釜山における東本願寺別院と地域社会 金 潤煥 43
近代神戸と兵庫運河 吉原 大志 59
1930年代における天津日本租界居留民社会の構造的特質 松村 光庸 73
彙報 91

第7号(2012年3月発行)

                   
[特別寄稿]
The Second Great Exchange :
 The 'Globalization' of Disease in the Long Nineteenth Century
Mark Harrison 3
[論文]
15-17世紀における兵庫と堺をめぐる国際交流の地理的背景
 ――大坂と淀川の整備事業に注目して――
藤田 裕嗣 13
第2次幕長戦争下における騒擾認識
 ――兵庫津を事例に――
澤井 廣次 23
[史料改題]
近代神戸の風景
 ――レファート写真コレクション――
吉原 大志 39
Wyche Documents (National Archives of Ireland) 雪村 加世子 53
[書評]
デヴィド・カービー、メルヤ=リーサ・ヒンカネン著(玉木俊明監訳)
 『ヨーロッパの北の海 : 北海・バルト海の歴史』
朝治 俊輔 67
[コラム]
宋代明州城の復元図作成にむけて 山崎 覚士 77
大河ドラマ今昔〜『黄金の日日』から遠く離れて〜 樋口 大祐 83
【国際学術シンポジウム】「東アジアにおける人の移動と文化の多様性」報告要旨
上海に関する探偵小説にある探偵像
 ――程小青の「霍桑探案」シリーズをめぐって:日本作家の作品との比較――
崔 龍 92
アニメ・ファンダムにおける「コミュニティー」の概念
 ――大阪や神戸の周辺とメキシコシティーのアニメ・ファンに基づいた研究――
アルバロ・ダビド・エルナンデス・エルナンデス 95
フランス第二帝政期における海軍と植民地の部隊
 ――海軍砲兵隊・歩兵隊――
杉本 宗子 98
幕末期民衆運動に対する認識の変容とその影響
 ――慶応2年兵庫津騒擾を中心に――
澤井 廣次 101
『孽子』と台北の記憶
 ――1970年代の都市空間をめぐって――
小笠原 淳 104
日本中世における土地売買保証の構造と特質 小野塚 航一 107