Kobe University 神戸大学大学院人文学研究科 / 文学部 哲学教室

2007年度

2007年度後期

【倫理学特殊講義】
担当教員

奥野満里子

開講区分・単位数

集中・2単位

履修指定

文学部学生に限る・文学部1年生履修可

講義題目

R.M.ヘアの分析哲学と規範倫理学

目的

現代最も活動的な倫理学者ピーター・シンガーにも強い影響を与えたR.M.ヘアの道徳哲学を手がかりに、倫理的に考え、議論するとはどのようなことかについて探求する。私たちが倫理問題を考えるとき普通につかっている二種類の思考方法(二層理論)、「善い」「べき」「正しい」といった言葉の意味についての分析(メタ倫理学)、何をなすべきかを批判的に考え決断するための理論(規範倫理学説)としての現代功利主義など、現代倫理学に必要な基礎知識も同時に身につける。

内容
  1. 倫理学とは何か
  2. ヘアの問題意識:自分の心の葛藤、他者との意見の対立
  3. 二層理論:道徳的思考の直観レベルと批判レベル
  4. 批判レベルの道徳思考:直観に頼れないなら、何に頼ればよいのか
  5. 「べき」判断の性質:指令性と普遍化可能性
  6. 人々が現に持っていて、共有できるもの−論理、事実、選好、想像力
  7. 選好功利主義
  8. 応用問題
成績評価基準

出席率40%、学期末レポート60%

テキスト

2007年度前期

【倫理学特殊講義】
担当教員

川本隆史(東京大学)

開講区分・単位数

集中・2単位

履修指定

文学部学生に限る

講義題目

ケアの社会倫理学へむかって

目的・内容

心理学者キャロル・ギリガンが話題作『もうひとつの声』(1982 年)で「正義の倫理」と対置した「ケアの倫理」 。これは「すべての人が他人から応えられ仲間に入れてもらえ、一人ぼっちで置き去りにされ傷つけられるような人はいない」状態を理想とするもので、葛藤状態にある複数の責任と人間関係のネットワークを重視し、「文脈を踏まえた物語的な思考様式」によって目前の苦しみの緩和を図ろうとする。

本講義では、ギリガンの問題提起を受けて始まった「正義vsケア」論争を手がかりにしながら、両者の統合を心理的な成熟目標に定めるのではなく、正義を「正しい・まともな」という形容詞に差し戻すことによって、「まともなケア」あるいは「ケアの正しい分かち合い」をサポートする諸制度を構想する理路を探りたいと思う。可能な限り、日本の医療、教育、福祉の諸制度の検討も織り込むつもりである。

なおテキストに用いる編著への反響や批判に対しても、適宜応答を試みたい。

成績評価基準

出席、発言、レポートにより総合評価する

テキスト
【哲学特殊講義】
担当教員

小林道夫

開講区分・単位数

集中・2単位

履修指定

文学部学生に限る・文学部1回生履修可

講義内容

デカルト哲学の体系を以下の要領で論じる。

  1. デカルト哲学の形成
    • 『精神指導の規則』の思想
    • 1629年から1630年にかけての思想
  2. デカルトの『省察』の形而上学の中心問題
    • 普遍的懐疑・コギト・神の存在証明・物質的事物の本質規定と存在証明など。
  3. デカルトの自然学の体系
    • 『哲学の原理』第二部より第四部の内容。
  4. デカルトの「心の哲学」
    • 『情念論』を中心に。
成績評価基準

レポート

テキスト

2006年度

2006年後期

【論理学特殊講義】
担当教員

岩崎豪人

開講区分・単位数

後期火曜3時限・2単位

履修指定

全学部学生履修可

講義内容

論理的思考の基礎として、クリティカル・シンキングを取り上げる。論理性とは何か。日常的な議論や、論文の論理性を判断するにはどうしたらよいのか。どうすれば論理的に考え、論理的な文章を書けるようになるのか。様々な練習問題を解きながら、論理性の本質を考える。

  1. 第1回 クリティカル・シンキングとは?
  2. 第2回〜第4回 議論の構造〜理由と結論、推論のパターン、前提と文脈
  3. 第5回〜第7回 表現と概念の明瞭化、理由の受容可能性、前提の信頼性
  4. 第8回〜第10回 議論の評価〜演繹的推論、前提
  5. 第11回〜第13回 因果的推論、意志決定、価値
成績評価基準

毎回の小レポートとテストによって総合的に評価を行う。

テキスト

アレク・フィッシャー『クリティカル・シンキング入門』ナカニシヤ出版

2005年度

2005年度後期

【西洋哲学史特殊講義】
担当教員

國方栄二

開講区分・単位数

後期金曜5時限・2単位

履修指定

全学部学生履修可

講義内容

古代哲学における認識論の諸問題。プラトン『テアイテトス』を手がかりにして、認識論にまつわるさまざまな問題について論じる。

授業計画
  1. ソクラテス以前の哲学における認識の問題
  2. ノモス・ピュシス論争(相対主義の成立)
  3. 『テアイテトス』第1部(相対主義論駁)
  4. 『テアイテトス』第2部(判断と知識)
  5. 『テアイテトス』第3部(知識の可能性)
成績評価基準

平常点

テキスト

プラトン『テアイテトス』(田中美知太郎訳、岩波文庫)

【哲学特殊講義】
担当教員

植村恒一郎

開講区分・単位数

集中・2単位

履修指定

全学部学生履修可・文学部1年生履修可

講義内容

テーマ:自我と時間
時間は哲学のすべての問題と深く結びついている。西洋哲学史における重要な時間論のトピックを学びながら、現代の時間論の話題にも眼を向ける。

成績評価基準

出席と、授業の最後に書いてもらう小レポートによる。

テキスト

植村恒一郎『時間の本性』(勁草書房)

2004年度

2004年後期

【科学哲学・科学思想史】
担当教員

伊勢田哲治

開講区分・単位数

集中・2単位

履修指定

文学部生に限る・文学部1年生履修可

講義内容

科学哲学の近年の動きとして、机上の空論を嫌い、科学の営みに関する正確な理解を哲学的問題設定と結び付ける動きが進んでいる。その中でも、科学者共同体の仕組みが科学の合理性にどういう役割を果たしているかを考える「社会認識論」と言う分野が注目を集めている。

本講義では、社会認識論の主な論者をとりあげて、科学社会学の知見が哲学的関心とどう結びつくか、社会認識論はどういう方法論に基づいて行われるべきか、と言った問題について考える。

  1. 社会認識論とは何か
  2. 科学に関する社会学的研究の流れ
  3. デイヴィド・ハルの選択理論
  4. フレデリック・サッピと特定理由の要件
  5. 信頼性主義の社会認識学への拡張
  6. 社会認識論の方法論と将来
成績評価基準

最終回の授業における記述式試験またはレポート

テキスト

伊勢田哲治『認識論を社会化する』名古屋大学出版会

2004年度前期

【西洋哲学史特殊講義】
担当教員

高橋雅人

開講区分・単位数

前期水曜2時限・2単位

履修指定

文学部生に限る・文学部1年生履修可

講義内容

古代ギリシア哲学における《徳》についての、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、の思索を論ずる。徳と知についての関連が主な主題となる。

成績評価基準

学期末レポート

テキスト

特に指定しないが、講義時間内に適宜、参考文献を紹介する。

2003年度

2003年度前期

【西洋哲学史特殊講義】
担当教員

高橋雅人

開講区分・単位数

水曜2時限・2単位

講義内容

古代ギリシア哲学史概説。主にソクラテス、プラトン、アリストテレスの三人に関して「<知>は人間の<魂>においてどのようなものとしてありうるのか」を中心的なテーマとして、ギリシア哲学の基礎的な文献を紹介しながら、論じる。

成績評価基準

学期末レポート

【西洋哲学史特殊講義】
担当教員

上野 講師

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

1670年、スピノザは『神学政治論』(TRACTATUS THEOLOGICO-POLITICUS)を世に問う。そのため彼は無神論者として断罪され、後に宗教批判の先方として祭り上げられることとなった。しかし話は単純でない。本書は聖書と敬虔を標榜していたのである。妥協か、策略か?このあたりの謎について考える。

成績評価基準

最後の時間に記述試験を行う。

テキスト

2002年度

2002年度後期

【西洋哲学史演習】
担当教員

塩出 講師

開講区分・単位数

後期火曜4時限・2単位

講義内容

アリストテレス『ニコマコス倫理学』第7巻及び第10巻の快楽論のテキストの読解と分析を通して、アリストテレスの倫理学における快楽の意味を追求する。

成績評価基準

平常点及びレポート

テキスト

ARISTOTELES,ETHICA NICOMACHEA,ED. BY I.BYWATER,OXFORD CLASSICAL TEXT,OXFORD U.P.;ARISTOTEL,THE NICOMACHEAN ETHICS, TR. BY H.RACKHAM.THE LOBE CLASSICAL LIBRARY.

2002年度前期

【西洋哲学史特殊講義】
担当教員

塩出 講師

開講区分・単位数

前期火曜4時限・2単位

講義内容

古代ギリシア倫理思想入門。古代ギリシアの倫理思想の展開を、プラトンとアリストテレスの倫理思想、特に彼ら二人の倫理的知識と行為の問題に焦点をあてて吟味・考察する。

成績評価基準

レポート

【西洋哲学史特殊講義〔宗教学〕】
担当教員

花井 講師

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

西洋哲学の黎明期、パルメニデスのエオン(=SEIENDES)の誘発した一連の問題群は近現代の哲学にあっても様々に姿形を変えて隠見し、その意味で今日なお惑星的意義を失わないとも言えるが、そうした問題群を考察しながら、そこに体系的表現を与えたトマス・アクィナスの思想への入門を試みる。世に煩瑣哲学と評されるスコラ学であるが、概念の死物化を避けるために煩瑣も厭わない努力もあることへの理解をまずは目指したい。

成績評価基準

レポート

2001年度

2001年後期

【哲学特殊講義】
担当教員

細川亮一

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

ハイデガー哲学、特に『存在と時間』の意味と射程をギリシア哲学(プラトン、アリストテレス)から捉える。ウィトゲンシュタイン『論考』をも形而上学の視点から考察する。

成績評価基準

レポート

テキスト

細川亮一『ハイデガー入門』(ちくま新書)

【西洋哲学史特殊講義】
担当教員

須藤 講師

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェ(1844〜1900)の思想について、とくにアルトゥール・ショウペンハウアー(1788〜1860)の思想との異同に留意しながら、講述する。取り扱うテーマは「美」の問題、「哲学史」の鱈得方の問題など。

成績評価基準

レポート

2001年度前期

【西洋哲学史特殊講義〔宗教学〕】
担当教員

渡部 講師

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

13世紀の思想家トマス・アクィナスの真理論を、人間存在の理論(知ること)や実践(行うこと)との関連から論述してゆく。時代背景にも留意し、(当時の)問題の要諦に注目しながら、その解決への姿を通して彼の哲学的な意味を探っていく。

成績評価基準

レポート

【哲学史特殊講義】
担当教員

齋藤了文

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

テクノロジーの哲学と倫理
大事故や災害を起こす現代のテクノロジーという現象をどう捉えればいいのかという枠組みを提案する。キーワードは、複雑生と限定合理性である。それに基づいて、いわゆる工学倫理を考えていく。このとき重要となるのは、法的制度的枠組みである。(ビデオ等を使った授業を行う。)

成績評価基準

レポート

テキスト

齋藤了文『<ものづくりと複雑系>』講談社選書メチエ

2000年度

2000年後期

【西洋哲学史特殊講義】
担当教員

神崎 講師

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

「古くからの詩と哲学の争い」ということがいわれるが、実際のプラトンの「詩人追放論」に見られるように、真実を探求する哲学的営みと言葉によって虚構を刻みあげる文学とは相容れないものと考えられて来た。しかし、哲学者が文学作品を自らの思索の手がかりとしてきた点では、プラトンもその例外ではない。この講義では、「感情」という問題を取り上げて、文学作品、とりわけ「ギリシア悲劇」と哲学との関係を以下の要領で考察する。

  1. 序論『悲劇の誕生』をめぐる論争とその後の経緯
  2. アキレウスに果たして意識や行為決定の中枢はあるか?
  3. 「知りながら悪をなすことはない」というソクラテスの命題
  4. エウリピデスの『メデア』と哲学者たち
  5. ストア派の行為論とセネカの『メデア』
  6. アウグスティヌスと「意志」概念の形成
【哲学特殊講義】
担当教員

野矢茂樹

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

同一性と変化に関する問題を考察する。例えば台所においたトマトがだんだん腐っていく。それは「同じ」トマトでありながら、全く「同じ」ものではない。ここには矛盾がある。私自身はこの矛盾を解消し得ず、それゆえ同一性と変化は相容れない概念であるという結論に達した。その結論に至る考察を展開し、検討する。さらに、そうした議論を踏まえて、時間の問題、および人格の同一性の問題を論じる。

2000年度前期

【哲学特殊講義】
担当教員

中釜 講師

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

「時間」の概念には、哲学的な分析解明を必要とする幾つかの奇妙な性質がある。時間は、空間と同じく、出来事の間の関係を規定する一種の枠組みとして機能する。科学的に問題とされるのは、主に時間のこうした側面である。しかし時間は、単なる出来事の枠組みであるにとどまらず、それ自体が「流れる」、「進む」、「経過する」等の表現で表される動的な側面を持っているように見える。時間の持つこの側面が、古来哲学者を悩ませてきた様々なパラドクスや形而上学的問題を、生じさせてきたのである。

本講義では、主に時間の持つ「動的」側面に焦点をあて、宿命論の問題、ニューカムのパラドクス、過去と未来の区別、マクタガートのパラドクスなどについて論じる。

1999年度

1999年度後期

【哲学特殊講義】
担当教員

中才敏郎

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

心とは何かという問いを通して、人間とは何かについて考える。心とは何かという問いは心理学の問いでもあれば哲学の問いでもある。哲学はこの問題に対してわれわれが心についてもっている様々な概念の分析を通じてアプローチする。感覚、思考、意図、行為、自我などの心的概念を分析することによって、心とは何かを明らかにすることが心の哲学の課題である。講義では、西洋哲学史を中心に、心の概念の発展をたどりつつ、現代の心の哲学における心身問題や行為論、自我の同一性などについて論じる。

テキスト

中才敏郎『心と知識』(勁草書房)

【西洋哲学史特殊講義】
担当教員

中岡講師

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

西洋近現代哲学における「欲望」の問題を論じる。ヘーゲル、ニーチェ、ラカンなどに関説する一方で、現代社会生活における様々なニード(欲求)とそれに対応するケアのあり方を考えてみたい。これを通して、哲学の知は、特殊な状況のただなかで特殊な解決を発明する試みとして再編されることになると見込まれる。糸口としては、「欲望」をめぐるヘーゲルの諸テクストを詳細に検討する。

1999年度前期

【西洋哲学史特殊講義】
担当教員

土屋講師

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

哲学の問題は、言語の問題として考えられる。なぜそう考えられるのかを簡単に説明する。さらに、二十世紀になって哲学の問題がどのような形で言語の問題として考えられてきたのかを解説する。取り上げる哲学者は、アリストテレス、フレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタイン、クリプキ、クワイン、タルスキなど。

1998年度

1998年度後期

【西洋哲学史特殊講義[宗教学]】
担当教員

谷 講師

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

教父・中世哲学の伝統は、西洋の哲学と宗教の歴史にあって生と思索との大きな源泉をなすものであった。この講義においては、主としてアウグスティヌスやニュッサのグレゴリオスといった代表的教父の文脈を取り上げ、存在(=神の名)と善、そして自由、時間、自己、神の似像などについての基本的な問題を考察する。

1998年度前期

【哲学史特殊講義】
担当教員

門脇俊介

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

「自然主義と反自然主義との果てしない戦い」という視点から、現代哲学を見直す講義。

  1. 信念
  2. ア・プリオリとア・ポステオリ
  3. 知識・経験・実在
  4. 知識論の死
  5. 言語論的展開
  6. 知識と言語
  7. 行為と言語
  8. 意味の解体
  9. 心身問題
  10. 行為
  11. 意図
  12. ハイデガーと現代哲学

などのテーマを扱う。

テキスト

門脇俊介『現代哲学』(産業図書、1996年)

【西洋哲学史特殊講義】
担当教員

田村 講師

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

ジョン・ロック(1632-1704)の『人間知性論』をデカルト(1596-1650)の哲学と対比しつつ、ロバート・ボイルやトマース・シドナムなどの実験的自然学者たちの考え方と結び付けて考察する。実験や観察を通じて得られる知識の特徴は何か、実験や観察は理論体系とどのように関わるのか、といった科学哲学の基本問題に関して17世紀の人々がどう考えていたのかを正確に捉え、その意義を検討していく。

1997年度

1997年度後期

【哲学特殊講義】
担当教員

松永講師

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

知覚世界における徴、人が作り出す記号、それから言葉について論ずる。徴、記号、言葉と秩序の関係、およびそれらに特有な力を、時間の問題を考慮しつつ考察する。

1997年度前期

【西洋哲学史特殊講義[宗教学]】
担当教員

左近司

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

古代ギリシア・ローマ時代の哲学者が「神」あるいは「神的なもの」を何と考え、それに何を期待していたかを、時代を下りながら考えてみたい。「哲学者」と限定したところがいろいろな意味でポイントである。ただし、導入として、哲学者ではないが、ホメロース・ヘーシオドス、あるいはヘーロドトスも考える対象としてみたいとは思っている。現代の日本に住む私達に、神が必要なのかを考えるきっかけとなることを目指している。

【西洋哲学史特殊講義】
担当教員

松山壽一

開講区分・単位数

集中・2単位

講義内容

わが国の哲学研究も1世紀を経て最近ようやく自立したものになりつつある。本講義はこうした自立の研究の一つとしての概念史的研究を紹介する。本講義はこうした意図から力と物質の概念史のうち、ニュートンからカントに至るそれについて論じる。概念史的研究が自立した研究であることを示すために、本講義では件の概念史を講ずるに先だってまず、従来の哲学史に対して批判を加え、かつ新しいテクスト読解法――ポリフォニーとしてのテキスト読解法――を提示する。

テキスト

松山壽一『ニュートンとカント』(晃洋書房)

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