神戸大学大学院 人文学研究科/文学部 哲学コース

メンバー

信田 尚久(Naohisa, Shinoda)

専攻分野

西洋近世哲学(主にカント哲学)、科学哲学、物理学の哲学

現在の主な研究課題

若きカントの自然哲学に対する伝統的な自然哲学・自然科学の影響を検討しながら、批判期カントの自然哲学の形成史を追跡している。とくに、「力」という概念に焦点を当て、カント哲学の解釈のみならず、思想史的・科学史的観点におけるカント自然哲学の意義を提示しようと試みている。

経歴・職歴

平成25年 学術博士(神戸大学)
平成25年より 神戸大学大学院人文学研究科研究員(現在に至る)
平成27年より 龍谷大学 非常勤講師、担当科目:自然論(現在に至る)

研究業績

学術論文
  1. 「なぜカントは、図式としての空間論を取り除いたのか? ─『純粋理性批判』における認識の十分条件としての超越論的時間規定─」、信田尚久、龍谷哲学会、『龍谷哲学論集』第30号所収、pp.45-63、2016年
  2. 「カントの『自然科学の形而上学的原理』における不可入性をめぐるニュートン批判 ─カントによる「絶対的不可入性」の批判的考察の意義─」、関西哲学会、『アルケー』第22号所収、pp. 112-122、2014年
  3. 「カントの『自然モナド論』におけるニュートン的力学観の所在 ─カントによる「力」概念の転換の意義─」、関西哲学会、『アルケー』第18号所収、pp.101-111、2010年
  4. 「『活力の真の測定に関する考察』におけるカントの「力」概念について」、神戸大学哲学懇話会、『愛知』第20号所収、pp.67-82、2008年
学会発表等
  1. カントの『自然科学の形而上学的原理』における不可入性をめぐるニュートン批判 ─カントによる「絶対的不可入性」の批判的考察の意義─」、関西哲学会、於 大阪大学、2013年
  2. “Newtonian mechanism in Kant’s Physical Monadology -About the concept of ‘force’ in Kant─”、フォーラム「カントと人文学」、於 神戸大学、2010年
  3. 「カントの『自然モナド論』におけるニュートン的力学観の所在─ カントによる「力」概念の転換の意義 ─」、信田尚久、関西哲学会、於 金沢大学、2009年
翻訳
  1. ベルンハルト・イルガング著、『解釈学的倫理学 科学技術社会を生きるために』、共訳:松田毅(監訳)、稲岡大志、早坂真一、八幡さくら、信田尚久(担当箇所:第二章 人間学的基礎 ─人間的-技術的な実践─ 解釈学的倫理学の解釈の基礎、pp. 125-188)、昭和堂、2014年
  2. ベルンハルト・イルガング著、「トランスカルチャルな近代化としての技術移転(ヨーロッパ/南アジアと東アジア)」、共訳:藤木篤、信田尚久、神戸大学大学院人文学研究科・倫理創成プロジェクト、『倫理創成研究』Vol.3所収、pp.1-17、2010年

以上、2016年5月現在

コメント

哲学という営みに胸を熱くさせていた頃のことを忘れず、自身の知的好奇心に素直になり、文系・理系の枠を超えて研究課題に向き合っています。そして同時に、研究に伴う知的緊張感の重要性を再認識させて下さる方々に囲まれ、研究の日々を送ることができていることに心より感謝しています。

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