教員紹介
教授 松田浩則 MATSUDA Hironori [KUID]
履歴
1955年生 東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退
専門分野
現代フランス文学
ポール・ヴァレリーの作品やその『カイエ』の読解をとおして、エクリチュールと情動性の関わりを研究しています。文学研究は、なかなか一筋縄ではいかない、骨のおれる作業ですが、書かれた空間にひしめく様々なヴェクトルのようなものを、研究の場でも授業の場でも明らかにしたいと思っています。授業では、ヴァレリー以外にも、エクルチュールをめぐって興味深い問題提起をしているテクストを取り上げています。最近では、マラルメ、ユイスマンス、マンディアルグ、デ・フォレ、デュ・ブーシェなどを取り上げました。
主な著書・論文
- 『ヴァレリー集成VI』(編訳、筑摩書房、2012)
- L’aventure des lignes et des figures chez Paul Valery (BEV, Centre d’études valéryennes, Montpellier. 1991)
- Valéry ou le portrait d’un ≪comédien de la culture≫(Minard, Paris,1998)