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教員紹介

特命講師 川内淳史 KWAUCHI Atsushi  [KUID]

履歴

1980年生。2004年都留文科大学文学部卒業。2006年上越教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了。2012年関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士(歴史学)。2013年4月より大阪市史料調査会調査員、2015年5月より現職。

専門分野

日本近現代史
日本近現代史の領域において、人びとの「生存」に関わる諸問題について研究を行っている。特に1930年代から1960年代における医療や福祉、社会保障の問題を取り上げつつ、人びとの「生存」を支える仕組みや制度、その間で取り結ばれる人びとの関係性や社会のあり方の変化について考察を加えている。近年ではそうした点を「人口問題」の点から検討を行っている。その他にも歴史資料ネットワークの活動を通じて、大規模災害時における歴史資料の救出・保全活動のあり方や、震災時に収集・保存される「震災資料」の保全・活用についても研究を行っている。
人文学研究科では三木市と連携しつつ、三木市史編さん事業に携わっている。

主な著書・論文

  • 『「生存」の東北史―歴史から問う3.11』(共編、大月書店、2013年)
  • 『阪神・淡路大震災像の形成と受容―震災資料の可能性』(共編、岩田書院、2011年)
  • 「人口問題と東北―戦時期から戦後における東北『開発』との関連で」(松本武祝編『東北地方「開発」の系譜―近代の産業振興政策から東日本大震災まで』明石書店、2015年)
  • 「戦後『国民皆保険』の形成と地方自治―三重県伊賀地域を事例に」(『ヒストリア』247号、2014年)
  • 「歴史資料ネットワークによる平成24年の活動について―東日本大震災被災地への後方支援活動と今後の災害への備え」(『東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会平成24年度活動報告書』2013年)

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