(平成14年)

特別陳列 修理完成記念 国宝・一遍聖絵
平成14年10月9日(水)〜11月10日(日) 京都国立博物館
一遍聖絵 絵巻をあじわう
平成14年11月26日(火)〜12月23日(月・祝) 奈良国立博物館

国宝・一遍聖絵全12巻が6年間をかけて行われた保存修理が完成したことを記念して、京都国立博物館と
奈良国立博物館の両館において公開されます。一遍聖絵は高僧伝絵の一つで、鎌倉時代に時宗を開いた
一遍の事跡を絵巻化したものです。絵画的な特徴としては、参詣曼荼羅との関係が指摘される寺社建築や
水墨画の技法を取り入れた風景表現などがあげられます。全巻が展示されるまたとない機会ですので、足
を運んでみてはいかがでしょうか。京都国立博物館では各巻の前半部が、奈良国立博物館では各巻の後
半部が展示されます。お間違いのないようご注意ください。



開館記念展第一弾
松方・大原・山村コレクションなどでたどる
美術館の夢

場所:兵庫県立美術館
期間:2002年4月6日(土)〜6月23日(日)


20世紀を通して「美術館」がどのような役割を果たしてきたか
をふりかえる。洋画の先駆者・高橋由一をはじめ、白樺派など
時代ごとに生まれた美術館構想を模型や映像で紹介するほか、
「美術館」設立のために収集された西洋美術大コレクター、松
方幸次郎と大原孫三郎の両コレクションなども公開。



大仏開眼1250年
東大寺のすべて

場所:奈良国立博物館
期間:2002年4月20日(土)〜7月7日(日)

東大寺本尊である盧舎那仏(大仏)の開眼1250年を記念して、
東大寺にかかわる仏教美術の名宝が一堂に会する展覧会が開
かれます。展覧会では、東大寺創建期の頂点を示す戒壇堂の
「四天王立像」、法華堂(三月堂)の「日光菩薩・月光菩薩立像」
のほか、「良弁僧正坐像」、「重源上人坐像」、「僧形八幡神坐像
(快慶作)」など総数約250件の作品が出陳されます。



没後500年 特別展
雪舟  −ひとは彼を画聖(カリスマ)と呼ぶ−

会場:京都国立博物館
期間:2002年3月12日(火)〜4月7日(日)


水墨画の巨匠として常に最大級の賛辞を贈られ続けてきた画家、
雪舟。今年は彼が没してちょうど500年目にあたります。京都国立
博物館ではこの節目に、実に半世紀ぶりに彼の画業の全貌を紹
介する大回顧展を開催します。切手になって有名な「秋冬山水図」
(国宝・東京国立博物館蔵)や「天橋立図」(国宝・京都国立博物館
蔵)等といった彼の代表作は勿論のこと、国内外の優品が一堂に会
します。その他、雪舟の師匠やライバル、弟子達の作品もその展示
内容に含まれ、この展覧会はおそらく史上最大規模の雪舟展となる
でしょう。
NHK大阪新放送会館完成記念[特別展]
聖徳太子展
飛鳥時代の至宝と太子信仰の精華

平成14年1月8日−2月11日
大阪市立美術館(天王寺公園内)


この展覧会は、太子の活躍した飛鳥時代から現在にいたるまで
連綿と続く太子信仰に基づく美術工芸・考古資料など、
国宝・重要文化財78件を含むおよそ200件が展示されます。
なかでも、国宝「玉虫厨子」、国宝「天寿国繍帳」、
国宝「七聖剣」などが特別に出陳されます。

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