<文化財保護法50年記念事業> 特別展覧会
--没後200年--若冲
伊藤若冲(1716−1800)は江戸中期京都画壇を代表する画家であり、
40歳で家業の青物問屋を 弟に譲り、画業に専念しました。庭で数十羽
の鶏を飼育して観察に努めたという逸話があるように、 身のまわりの動
植物を描いた作品が数多くあります。しかし彼の画風はそこに留まること
なく、水墨画や 装飾的花鳥画なども精力的に制作し、非常に個性的な
作風を確立しました。若冲が生涯を閉じて より今年はちょうど200年。こ
の節目の年に江戸日本が生んだ偉大な画家の足跡を辿ってみませんか。
会期:平成12年10月24日(火)〜11月26日(日)
開館四十周年記念特別展 「渡辺始興−京雅の復興」
期間:平成12年10月1日(日)〜11月12日(日)
大和文華館では開館40周年を記念し、特別展「渡辺始興−京雅の復興」が開催されます。渡辺始興は18世紀前半に活躍した絵師であり、山水・人物・花鳥など多くの題材に挑み、またその画体も狩野風、光琳風、写生風などを描き分けるなど、非常に興味深い存在であると言えます。今回の展覧会ではこの渡辺始興を、独自の様式を備えた絵師として注目し、その画業全体の俯瞰が行われます。この機会にぜひ渡辺始興の世界に触れてみてはいかがでしょうか?
期間:平成12年8月8日(火)〜22日(火)
文化財保護法施行50周年を記念し、
奈良国立博物館において「国宝 中宮寺菩薩像」をはじめとする
数々の名品の特別展覧が開催されています。
歴史の教科書にも必ず登場するこの像は、日本人にとって最も
親しみ深い美術品の一つであると言えるでしょう。
この特別展覧ではこのほか「国宝 天寿国繍帳」など、
多くの国宝・重要文化財が公開されます。またそれらを通して
古代飛鳥とアジア世界との文化交流、あるいは斑鳩御所中宮寺
尼門跡寺院の文化についても紹介されています。
この貴重な機会に、是非あなたもやさしくて微妙な飛鳥彫刻の
微笑みと魅力にふれてみませんか?