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社会文化論コース 美術史学

教育研究分野について

美術史学とは、文字資料に対する視覚資料(イメージ)全体を扱う学問です。イメージは、文字で表現されるよりはるかに豊富なメッセージをもっていて、それを読み解くことによって、過去の人たちの考えや現代の文化の隠された意味や、思わぬ真実を探り出すことができるのです。作品が制作されたときの政治・経済・思想・社会的文脈に加え、それが現在にいたるまでどのような意味を与えられて受容されてきたかを考えます。
地域・各時代・各民族による多種多様な造形の諸相を検証し、そこに様式の伝播、図像の伝承、意味の変容といった美術史的な問題について、様々な方法論を適用して考察します。そのためには多くの美術作品にじかにふれることが重要ですが、本大学院では、美術館・博物館と密接に協力し、現場を重視した実践的な教育研究を行っています。なお、現在は専任の教員は宮下教授だけですが、文化資源論の岩井共二・谷口耕生教授と連携し、また日本美術史の優秀な専門家を講師に招いており、体系的に美術史が学べる環境となっています。

教員紹介

教員名 専門分野
教 授 宮下 規久朗 西洋美術史・日本近代美術史

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