HOME > 教員紹介 > 市澤哲

教員紹介

教授 市澤哲 ICHIZAWA Tetsu  [KUID]

履歴

1960年生。1991年神戸大学大学院文化学研究科単位取得満期退学。1994年神戸大学博士(文学)。上越教育大学学校教育学部助手、樟蔭女子短期大学講師、同助教授を経て、1998年神戸大学文学部助教授。2009年同大学院人文学研究科教授。

専門分野

日本中世史
日本中世史、とくに鎌倉から室町初期の政治史を専攻している。①中世公家政権の構造的特質とその展開を解明すること、②建武新政から室町幕府成立期にかけての公武関係の特質と天皇の政治的地位を解明すること、③地域社会から南北朝内乱の意味を問うこと、を中心に研究を進めてきた。最近では、地域史研究を社会教育やまちづくりにどう活かすかという問題にも興味を持っている。研究史を誠実にたどり、史料を精緻に分析することに重点を置くことを、自戒を込めて、授業の指針としている。

主な著書・論文

  • 「映画『もののけ姫』分析――歴史ファンタジーに歴史学はどう関わるか――」(2004年『国文論叢』34号pp.94~109)
  • 「南北朝内乱からみた西摂津・東播磨の平氏勢力圏」『地域社会から見た源平合戦』岩田書院、2007年)
  • 「14世紀政治史の成果と課題」(『日本史研究』540号、2007年)
  • 『太平記を読む』(共著、吉川弘文館、2008年)
  • 『日本中世公家政治史の研究』(校倉書房、2011年)

ページトップへ