本事業は、2006年度、神戸市文書館から当センターに対して市民向けレファレンス対応への協力要請があったのを契機に、地域歴史資料の収集整理及びレファレンス対応も含めた公開・普及・活用方法に関する共同研究事業として開始されました。以来、当センターから派遣された研究員や本学大学院生等が開館日(月〜金)の午後、館に常駐し事業に従事しています。
事業内容としては、2006年度は、初年度でもあり、要請のあったレファレンス対応を中心に、古文書や図書の閲覧対応等を行うにとどまりましたが、2007年度には、レファレンス対応も行いながら、共同研究の趣旨にあわせて事業内容を拡大し、未整理古文書の整理、館蔵資料(古文書、古文書・新聞雑誌等のマイクロフィルム、行政文書、古写真等)のデータベース整備や閲覧制度の改善等に着手しました。さらに2008年度には、館蔵資料の公開・普及のための新たな試みとして、館蔵古文書を用いた企画展(「井上善右衛門家文書展」)を行い、多くの来場者を得ました。
2009年度は、前年までの事業を継続すると共に、新たな事業として、神戸市役所内に保存されている阪神・淡路大震災関連資料の調査・整理にとりかかる予定です。こうした事業を通じ、神戸市文書館が、地域資料を収集・整理・保存・公開という、地域の中で果たすべき役割を充分に発揮できるよう協力に努めています。